例文・使い方一覧でみる「へこみ」の意味

...俄（にはか）に胸へこみ上げて来た... 俄に胸へこみ上げて来たの読み方
芥川龍之介「あの頃の自分の事」

...何か腥（なまぐさ）い塊（かたまり）がおれの口へこみ上げて来る... 何か腥い塊がおれの口へこみ上げて来るの読み方
芥川龍之介「藪の中」

...この時も胸へこみ上げて来た... この時も胸へこみ上げて来たの読み方
芥川龍之介「山鴫」

...彼は決してへこみはしませんでした... 彼は決してへこみはしませんでしたの読み方
伊藤野枝「ある男の堕落」

...今に酔っ拂うだろうと思うと可笑しさが胸へこみ上げて... 今に酔っ拂うだろうと思うと可笑しさが胸へこみ上げての読み方
谷崎潤一郎「少年」

...彼は本気になつて考へこみ... 彼は本気になつて考へこみの読み方
田畑修一郎「医師高間房一氏」

...」センイチは考へこみました... 」センイチは考へこみましたの読み方
豊島与志雄「悪魔の宝」

...お爺さんは考へこみました... お爺さんは考へこみましたの読み方
豊島与志雄「シロ・クロ物語」

...じつと考へこみました... じつと考へこみましたの読み方
豊島与志雄「シロ・クロ物語」

...大鷲の記章は弾丸にへこみ... 大鷲の記章は弾丸にへこみの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...次第にじりじりと胸元へこみ上げてくる... 次第にじりじりと胸元へこみ上げてくるの読み方
橋本五郎「殺人迷路」

...切妻板（きりづまいた）のむこうの壁の凹所（へこみ）のほうを眺めていたが... 切妻板のむこうの壁の凹所のほうを眺めていたがの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...粉々のガラスや裏蓋のへこみを見せた... 粉々のガラスや裏蓋のへこみを見せたの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「黄金薔薇」

...骨を削られて耳の後はぺこんとへこみ... 骨を削られて耳の後はぺこんとへこみの読み方
「小祝の一家」

...固い物が喉（のど）へこみあげて来て... 固い物が喉へこみあげて来ての読み方
山本周五郎「おばな沢」

...ひっきりなしになにかが喉（のど）へこみあげてくるし... ひっきりなしになにかが喉へこみあげてくるしの読み方
山本周五郎「季節のない街」

...ただ涙っぽいものが胸へこみあげるばかりで... ただ涙っぽいものが胸へこみあげるばかりでの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...一同の胸へこみ上げてくるのだった... 一同の胸へこみ上げてくるのだったの読み方
吉川英治「剣難女難」

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