例文・使い方一覧でみる「ぷんぷんする」の意味
スポンサーリンク...テレビン油のような香（にお）いがぷんぷんするのでそれがきょうの新聞である事がすぐ察せられた... 
有島武郎 「或る女」
...油とびんつけの香がぷんぷんする...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...カレーのにおいがぷんぷんする...
海野十三 「火星兵団」
...大商店や大銀行の香水の香のぷんぷんする雇い人だの...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...亭主は玉葱（たまねぎ）の匂ひがぷんぷんする掌面（てのひら）を揉（も）みながら入つて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...高価な化粧品のぷんぷんする花粉のなかに俯伏しに顔を伏せてゐるのだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...新緑の匂（におい）のぷんぷんする植込みの下の暗い処を歩いて...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...子供たちは菜園から人参（にんじん）や大根の土の香のぷんぷんする奴を引っこ抜いて駈け出して来る...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「富籤」
...木肌の匂いがぷんぷんする新しい祠が...
中村地平 「南方郵信」
...「旦那さん……」六やんは汗の匂いがぷんぷんするシャツ一枚の体を無遠慮に近づけてくると...
中村地平 「南方郵信」
...傲慢（ごうまん）な奴だ」と独（ひと）りでぷんぷんする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...むかっ腹をたててぷんぷんするのでも這裏（しゃり）の消息は会得（えとく）できる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それ等の少女たちの形づくった生墻（いけがき）はちょうどお前たちにそっくりだったのだ！ ……私はその朝はどうしたのかクレゾオルの匂のぷんぷんするサナトリウムの手前から引返した...
堀辰雄 「美しい村」
...何をぷんぷんするんだよ」「お酒...
吉川英治 「新・水滸伝」
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