...ある家では、親切のつもりで、酒なんかあまりやらぬがいい、酒を過ごすと頭も変になる……と忠告すると、ぷりぷり怒って、「第一、酒なんかやる気になれるか、現在を何と思う...
犬田卯 「一老人」
...露骨にぷりぷり怒っている様子を見せたものですから...
太宰治 「饗応夫人」
...これがぷりぷりせずにいられるものか? 金につまって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...ぷりぷりしながら立っている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...そうぷりぷりしなさんな」と...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...家でそうぷりぷりするものじゃないよ...
徳田秋声 「足迹」
...」庸三はぷりぷりして...
徳田秋声 「仮装人物」
...興醒(きょうざ)めのした顔でぷりぷりしていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...笹村が時々ぷりぷりして...
徳田秋声 「黴」
...いまさら何をそんなにぷりぷりしているんだい?」「もうばかなことをしゃべるのはたくさんです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そっと売って小遣(こづかい)にしようって云うんだからね」私はぷりぷりして何とも答えなかった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...禿が伝染するなら白髪だって伝染しますわ」と細君少々ぷりぷりする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ぷりぷりして買物袋を疊に投げ出した...
林芙美子 「暗い花」
...こんなことで二年も勤めるのではたまらないとぷりぷり腹をたてながら...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...そんなにぷりぷり腹を立てなさるだね? お前さまがそんな短気な方だと初めから分っていたなら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...容易ならぬ事件だ」と彼はぷりぷりしながらいった...
平林初之輔 「祭の夜」
...ぷりぷり怒って部屋を出て...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...一文も粗末にしないから愈(いよ)々お金持になるってわけだ……」コンパスはぷりぷりしながらくるりとうしろ向きになって...
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」
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