...のみならず肩を揺すぶるものもあった...
芥川龍之介 「夢」
...今日の稲刈りはたいへんにぎやかであろうと思った反対にすこぶる振るわないのだ...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...重そうな鋼鉄ばりの頭をグラグラとゆすぶると...
海野十三 「海底大陸」
...ぶるぶると身ぶるいしました...
海野十三 「怪塔王」
...そこへ持つて來て今申す瀧のやうな海水を頭からかぶるので私たちは舟の上にゐるのだか波の中に漂つてゐるのだかわからないほどであつた...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...身震(みぶる)いでもなく...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...編笠(あみがさ)を拾ってかぶるなり縁側からふいと表へ出てしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ガタピシと窓をゆすぶる...
久生十蘭 「あなたも私も」
...俺の名を聞くと身慄(みぶる)いしている...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...ぞっと身ぶるいした...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...そのセイか心身ともにすこぶる健康で...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...すこぶる見るべきものがあった...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...すこぶる多用な木だが...
南方熊楠 「十二支考」
...」私は寒さにぶるぶる震へた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...ときに他の動機から徳の仮面をかぶると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...思いだすと今でも身ぶるいの出るような...
山本周五郎 「柳橋物語」
...採用になると思うがね」すこぶる頼りない口吻(こうふん)だが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そして踵(かかと)からぶるぶる顫(ふる)えを走らせていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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