...ぶるっとふるわすことはできませんでした...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アヒルの庭で」
...ぶる/\と震(ふる)へて...
泉鏡太郎 「艶書」
...その心またおのずから勇猛の気風を帯ぶるに至るべし...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...すこぶる風変りな住宅だった...
海野十三 「生きている腸」
...重そうな鋼鉄ばりの頭をグラグラとゆすぶると...
海野十三 「海底大陸」
...いったいに農家の酒ぶるまいというものは徹底したもので...
高村光太郎 「山の秋」
...公卿華胄の公達(きんだち)も敢えて肩を竝ぶる者なく...
高山樗牛 「瀧口入道」
...ぶるぶる慄えながら寒い寒い一冬を過したことを勇吉は思い出してゾッとした...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...なんだと?」ヴェリチャーニノフは病的にぶるぶるっと身を顫わして...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ことはすこぶる簡単です...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...料(はか)らずまた職務上でも坐席を並ぶることになったのだ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...甘塩でしゃぶるようなお駒と...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...またやって来たかも知れません」「自分の殺した娘の死骸を見に来た奴が匕首を拾い上げたというのか」「…………」「そんな馬鹿なことがあるわけはねえ」「…………」専次はガタガタ胴顫(どうぶる)いのするのをどう隠しようもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それもすこぶるあやしい話だが...
久生十蘭 「水草」
...同君が大学在学当時以来すこぶる眤懇の間であったので...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...これに値する者に対してすこぶる気前がよかったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...昂ぶる様にもなるのだろうと矢代は思った...
横光利一 「旅愁」
...どこへ行くか」と、うしろから一刀浴びせつけると、血ぶるいして、今度は、まさしく敵の中へ駈けこんだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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