...細いやつがぶらぶらしている...
海野十三 「火星兵団」
...土間には看守がぶらぶらしている...
大杉栄 「獄中記」
...ぶらぶらしているときは...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...少しぶらぶらして...
太宰治 「津軽」
...二年まえからこうして江戸へ出てぶらぶらしています...
太宰治 「ロマネスク」
...「私は宵からこうしてぶらぶらしているのですが...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...休日だけ勤めてそのあとはぶらぶらしているようだと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...和合(コンコード)の間と食堂との間の通路の処々方々に偶然にもみんなぶらぶらしていたのであった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...「私(わし)もそういつまでぶらぶらしてはいられないで...
徳田秋声 「足迹」
...そのあひだに交代の男がかた隅で弁当をつかつてたのを相手をなくしてぶらぶらしてたもう一羽の駝鳥がこつそり寄つてつていきなり弁当を呑まうとしたもので男はあわてて飛びのいた...
中勘助 「銀の匙」
...こうしてぶらぶらしてはいないよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...暇があればぶらぶらして細君と遊んでばかりいて...
夏目漱石 「門」
...半年ばかりぶらぶらして一向に埓のあかん女子になりましてねえ」孝次郎は鰮を燒いてゐる息子の方を見た...
林芙美子 「雨」
...小娘の癖におっぱいがぶらぶらしてゐる...
原民喜 「焔」
...こんな贅沢なホテルでぶらぶらしていられる身分でもなければ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...このままこちらでぶらぶらしてしまいそうです...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...必ずそのときには悪魔か神かに突きあたってぶらぶらしてしまうより方法はないが...
横光利一 「作家の生活」
...こんな淋しい海岸に来てぶらぶらしていると...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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