...ついそこらをぶらつくことができるつもりでいました...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...往来やキャフェをぶらつく若い綺麗な女どもとその容色をきそうためには...
大杉栄 「日本脱出記」
...野尻氏は公園をぶらつく度に...
薄田泣菫 「無学なお月様」
...だから酔うてぶらつくこと例の如し...
種田山頭火 「其中日記」
...ぶらつくうちに日が暮れた...
種田山頭火 「旅日記」
...この辺をぶらつく休日の散策者の影もまだすっかり消えてはいなかった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...丸ビルの一階をぶらつく時など...
寺田寅彦 「高浜さんと私」
...屋上をぶらつくことも...
豊島与志雄 「朝やけ」
...雜木林(ざふきばやし)の間(あひだ)に馬(うま)を繋(つな)いだ儘(まゝ)で彼(かれ)は衣物(きもの)を改(あらた)めてあてどもなくぶらつくのが好(す)きであつた...
長塚節 「土」
...ぶらつく袂を肩の上へかついだ...
夏目漱石 「三四郎」
...その代りにそこいらをぶらつくべく主人(あるじ)といっしょに馬車で出た...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...なぎさを伝い桃金嬢の林のなかを通ってぶらつくことなどであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...姿を見るまで通りをぶらつくつもりだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...めたん子はそんな時は老人のやうに裏町をぶらつくのである...
室生犀星 「めたん子傳」
...ぶらつくに過ぎない...
室生犀星 「めたん子傳」
...上野の山をぶらつく...
森鴎外 「雁」
...好きな場所をぶらつく権利がある...
山川方夫 「ジャンの新盆」
...内藤とよく街をぶらつく...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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