...私のぶらつくところはおおむね背中のような腋(わき)の下のような指の間のような裏通り...
高見順 「如何なる星の下に」
...だから酔うてぶらつくこと例の如し...
種田山頭火 「其中日記」
...蕗のとうを探して近在をぶらつく...
種田山頭火 「其中日記」
...そこらをぶらつく...
種田山頭火 「其中日記」
...ぶらつくうちに日が暮れた...
種田山頭火 「旅日記」
...この辺をぶらつく休日の散策者の影もまだすっかり消えてはいなかった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...丸ビルの一階をぶらつく時など...
寺田寅彦 「高浜さんと私」
...ロンドン中をぶらつくのは?」私はその狭い部屋に疲れていたので...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...屋上をぶらつくことも...
豊島与志雄 「朝やけ」
...それから船の甲板をぶらつく...
豊島与志雄 「どぶろく幻想」
...山門の前をぶらつくなど...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...雜木林(ざふきばやし)の間(あひだ)に馬(うま)を繋(つな)いだ儘(まゝ)で彼(かれ)は衣物(きもの)を改(あらた)めてあてどもなくぶらつくのが好(す)きであつた...
長塚節 「土」
...ぶらつく袂を肩の上へかついだ...
夏目漱石 「三四郎」
...なぎさを伝い桃金嬢の林のなかを通ってぶらつくことなどであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...めたん子はそんな時は老人のやうに裏町をぶらつくのである...
室生犀星 「めたん子傳」
...ぶらつくに過ぎない...
室生犀星 「めたん子傳」
...上野の山をぶらつく...
森鴎外 「雁」
...好きな場所をぶらつく権利がある...
山川方夫 「ジャンの新盆」
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