...機関室は二階から地下十階までの十二階をぶっ通した煙突(えんとつ)のような部屋だった...
海野十三 「火星探険」
...十四時間ぶっ通しに...
海野十三 「火星探険」
...運動をする場所は床から二階までぶっ通しになっているが...
海野十三 「少年探偵長」
...四日間ぶっ通しの祭礼を当込みに...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...こういう会が朝の十時ごろから始まって昼飯時一時間の休憩があるだけで午後六時ごろまでもぶっ通しに続くことも珍しくない...
寺田寅彦 「柿の種」
...実をいうと午後四時から十時までぶっ通しに一粒えりの立派な芸術ばかりを見せられるのであったら...
寺田寅彦 「自由画稿」
...今の生徒は『徒然草(つれづれぐさ)』や『大鏡』などをぶっ通しに読まされた時代の「こく」のある退屈さを知らない代りに...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...一丈余もある水際(みずぎわ)までぶっ通しらしい...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...幾日もぶっ通しに自分の宿の安樂椅子にのうのうと身を伸ばして...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...幾日もぶっ通しに出かけてもかまわなかった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...時々大一座(おおいちざ)でもあった時に使う二階はぶっ通しの大広間で...
夏目漱石 「行人」
...ぶっ通しにやって...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十二時から五時半まで、ぶっ通し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十時間ぶっ通しの一日八十銭じゃあ...
本庄陸男 「お菜のない弁当」
...神田までぶっ通してずっと植えるね...
横光利一 「旅愁」
...あれから約八時間ぶっ通しの戦闘であったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...三日間ぶっ通しの山泊(やま)祭りの大祝宴にわきかえった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その間ぶっ通しだから...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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