...私が二部屋ぶっ通しの机を窓の下へ置くことと...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...機関室は二階から地下十階までの十二階をぶっ通した煙突(えんとつ)のような部屋だった...
海野十三 「火星探険」
...博士もなかなかがんばり屋で、この天文台へかえって来てからは、ぶっ通しで、本を読んだり、しきりに鉛筆をはしらせて、むずかしい計算をするなど、勉強をつづけていたのであるが、その博士が、今になって、やっと新田先生の熱心さに気がついたのであった...
海野十三 「火星兵団」
...運動をする場所は床から二階までぶっ通しになっているが...
海野十三 「少年探偵長」
...今の生徒は『徒然草(つれづれぐさ)』や『大鏡』などをぶっ通しに読まされた時代の「こく」のある退屈さを知らない代りに...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...六畳二室板の間ぶっ通しの一間(ひとま)にした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...もうこれで數日のあいだぶっ通しに...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...一週間ぶっ通しの花のフェスティバルをする事となった...
中井正一 「地方文化運動報告」
...偶然それが当って一年間ぶっ通しに打ち続けられたことのあるのを...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...七日ぶっ通しに呑んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十二時から五時半まで、ぶっ通し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...(金龍館の楽屋を常盤座で使ってた頃)渡辺篤と二人で一ヶ月ぶっ通しで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...下駄を脱ぎ散らした奥の六畳と玄関の三畳の間とをぶっ通しにして...
宮本百合子 「思い出すこと」
...七日間ぶっ通しに昏睡したまま...
山本笑月 「明治世相百話」
...三日ぐらいぶっ通しに...
吉川英治 「新書太閤記」
...翌朝までぶっ通しに眠って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ぶっ通しに行軍しつづけた軍馬は...
吉川英治 「茶漬三略」
...ぶっ通しで来た駕らしいが」「主人の五百之進が帰ったものと見える」「じゃ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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