...昼間からぶっ通しで...
海野十三 「火星兵団」
...博士もなかなかがんばり屋で、この天文台へかえって来てからは、ぶっ通しで、本を読んだり、しきりに鉛筆をはしらせて、むずかしい計算をするなど、勉強をつづけていたのであるが、その博士が、今になって、やっと新田先生の熱心さに気がついたのであった...
海野十三 「火星兵団」
...運動をする場所は床から二階までぶっ通しになっているが...
海野十三 「少年探偵長」
...百十時間ぶっ通しにピアノを弾き続けて...
寺田寅彦 「柿の種」
...こういう会が朝の十時ごろから始まって昼飯時一時間の休憩があるだけで午後六時ごろまでもぶっ通しに続くことも珍しくない...
寺田寅彦 「柿の種」
...一丈余もある水際(みずぎわ)までぶっ通しらしい...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...幾日もぶっ通しに自分の宿の安樂椅子にのうのうと身を伸ばして...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...長い月日を前後ぶっ通しに計算して大体の上から一瞥(いちべつ)して見るとまあ比較的内発的の開化で進んで来たと云えましょう...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...で夕刻迄ぶっ通しにやる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ぶっ通しにやって...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十二時から五時半まで、ぶっ通し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...(金龍館の楽屋を常盤座で使ってた頃)渡辺篤と二人で一ヶ月ぶっ通しで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...二人は昼夜ぶっ通しの看病をした...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...駕(かご)と馬のぶっ通しで追って来たそうで...
山本周五郎 「新潮記」
...神田までぶっ通してずっと植えるね...
横光利一 「旅愁」
...あれから約八時間ぶっ通しの戦闘であったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...翌朝までぶっ通しに眠って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...三日間ぶっ通しの山泊(やま)祭りの大祝宴にわきかえった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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