...君は座につくとぶっきらぼうに自分のかいた絵を見てもらいたいと言い出した...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...ぶっきらぼうにそう答える...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...ぶっきらぼうにいう...
海野十三 「金属人間」
...用件だけをぶっきらぼうに言った...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...ぶっきらぼうなトゥーウィット...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ぶっきらぼうな答えかたをしていた...
太宰治 「乞食学生」
...ぶっきらぼうな私の返事に...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...低いぶっきらぼうな声で言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ぶっきらぼうな言葉しかかけませんでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...人間並みの人に言い寄ろうには、ただ人間並みの戸籍を示してかからぬことには、この際、自分というものの、見かけほどには危険性を帯びている者でないということの証明にはならないと考えたのでしょう……白雲も、あれで郷(ごう)に入(い)ることに慣れているから、その辺は甚(はなは)だ鈍感ではなく、ぶっきらぼうに、お世辞ともつかず、自己釈明ともつかず言いました、「測量は、どこからどこまでなさるのですか、地上を測って行くという仕事には、無限の面白味がありましょうね……拙者は足利の田山白雲という田舎絵師ですが」と、彼は大抵の場合にするように、あけすけに自分の名を名乗ってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんなぶっきらぼうの百姓でなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...遊びに来(き)ない」ぶっきらぼうに...
火野葦平 「花と龍」
...何かお手伝いしましょうか」バーカ団長がぶっきらぼうに言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...続けろ」とムーアがぶっきらぼうに言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...栄二はぶっきらぼうにじぎをしたまま...
山本周五郎 「さぶ」
...ぶっきらぼうなことしか云えなかったが...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...むりだ」と彼はぶっきらぼうに続けた...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...打切棒(ぶっきらぼう)に...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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