...瓢箪をふんづけて...
芥川多加志 「四人」
...「もう一ふんばりひっぱりましょう」玉太郎も喜びにふるえている...
海野十三 「恐竜島」
...民主的(みんしゅてき)なふんいきをもっていました...
高山毅 「福沢諭吉」
...憤怒(ふんぬ)をさえ覚えて...
太宰治 「八十八夜」
...聖者さまを迎へにきたといふんだ...
豊島与志雄 「スミトラ物語」
...女は我儘らしい口吻(こうふん)で答へた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...それに先生はいつかも謙信が信玄に塩を贈つた話をして敵を憐むのが武士道だなんて教へておきながらなんだつてそんなに支那人の悪口ばかしいふんです」そんなことをいつて平生のむしやくしやをひと思ひにぶちまけてやつたら先生はむづかしい顔をしてたがややあつて「□□さんは大和魂がない」といつた...
中勘助 「銀の匙」
...船中の憤懣(ふんまん)もハンガー・ストライキも凡て忘れてしまって...
中島敦 「環礁」
...なるべくならば来年のそれに間に合せたいと思ふんです...
長與善郎 「青銅の基督」
...若(も)し以上に述べたような詩的の雰囲気(ふんいき)の中で事が起らなかったなら...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...呑助か破落戸(ごろつき)でさへありやあ性に合ふんだからね...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...どうも僕の想像してゐたのとまるつきり違ふんでね...
堀辰雄 「ヴェランダにて」
...鴎丸! ――彼女はあの譜と歌詞とを訊ねに来るといふんだが...
牧野信一 「円卓子での話」
...感情に於てふんだんの女性である自分にとって...
宮本百合子 「結婚問題に就て考慮する迄」
...欣二 ふん...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...ふん、のぶ公のやつ、自分こそ苦労知らずだということを知らねえな...
山本周五郎 「さぶ」
...あまりよく似ているので可笑しくなったのだ」「ふん...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...牛の糞(ふん)と...
吉川英治 「親鸞」
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