...雪の山の上に足をふんばって空に浮いた勇ましい将軍の姿が下ってくる...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...私がお供をいたします」「ふふん...
海野十三 「火星兵団」
...「ふん、わしの心はきまっている...
海野十三 「火星兵団」
...とりかえしのつかないことになるからね」「ふん...
海野十三 「恐竜島」
...ふんだんに肺の奥まで吸いこみたいと思った...
海野十三 「地球要塞」
...園長が沙河(さか)の大会戦(だいかいせん)で奮戦(ふんせん)の果(はて)に身に数発の敵弾をうけ...
海野十三 「爬虫館事件」
...煮沸しない水をふんだんに使う時期にこの病気は拡がる機会を得る...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...「それもそうじゃ、ふん……」と、顔の※(あか)い額(ひたい)の狭い男が腕組をして首をかしげながら云った...
田中貢太郎 「岩魚の怪」
...「おい、旨くいったな」「いったとも、吾輩が蘇張(そちょう)の弁をもってすれば、天下何事かならざらんやだ、どうだい」「また、ちんぷんかんぷんか、悪い癖だよ、よしなよ、そんなことを云って、威張ったところで、どうせ人をおどして金を執(と)る悪党じゃねえか」「悪党じゃないよ、国家のためだよ、国家のためにやってることだよ」「国家のために、好いことをしてる奴を、ふんづかめえて、さんざ撲(なぐ)りつけたうえに、金を執るだろう」松山は笑った...
田中貢太郎 「春心」
...「ふん」と云うと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...不愉快な口吻(こうふん)である...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...時々は眼鼻に糞汁(ふんじゅう)がかゝる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「えゝこの塩梅ぢや此からよからうと思ふんですがね...
長塚節 「隣室の客」
...もつと鷹揚(おうやう)に生(い)きて行(い)く分別(ふんべつ)をしなければならないと云(い)ふ決心(けつしん)丈(だけ)をした...
夏目漱石 「門」
...代食といふんで、玉子丼といふ奴...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...※よりは鎖鎌(くさりがま)とともに使う分銅(ふんどう)が一番ボーラズに似居る...
南方熊楠 「十二支考」
...田舍はふんとにやだやだ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...久し振りでゆつくり飮まうかと思ふんだ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
便利!手書き漢字入力検索