...毛布はふわふわで...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 「おやゆび姫」
...そしていわば降りだしたばかりの雪のようにふわふわしています...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...ふわふわとした、影の樣な物が、胸の中で、右に左に寢返りをうつてじたばたしてる樣で、何といふ事もなく氣が落付かない...
石川啄木 「散文詩」
...すぐに踏掛けた橋の土はふわふわと柔かな気がした...
泉鏡花 「遺稿」
...ただ金貨(きんか)だけがふわふわとかなりの速(はや)さで飛(と)んでるんですよ...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...空にはふわふわした雲...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...ふわふわしています...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...蝋燭(ろうそく)から白い煙がふわふわと揚(あが)る...
鈴木三重吉 「千鳥」
...愛宕の山の上に白くふわふわと靡いてゐる一片の雲に心を惹かれたりするのか...
田山花袋 「道綱の母」
...ふわふわと登って行ったことぞ! 灯火の斑点で黄昏時の薄暗い街にポツポツ点を打ちながら駆けて行く点灯夫ですら...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...ふわふわして体があるかないかわからない」そんなときに妹はいちばんいやがる...
中勘助 「妹の死」
...懸るものはなおさらふわふわする...
夏目漱石 「虞美人草」
...あれは池に浮いてる金魚麩(きんぎょふ)のようにふわふわしているね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ふわふわしてしまりがなく...
萩原朔太郎 「青猫」
...そのとき足はふわふわと次の身分に辷(すべ)りこんでいる...
本庄陸男 「石狩川」
...――こんなにふわふわとした月の光りが一杯の明るい白い道なら...
牧野信一 「歌へる日まで」
...店の上にぶらさがってふわふわ動いていました...
宮島資夫 「清造と沼」
...灰色の柔らかい着物をふわふわにして遊んでいた...
室生犀星 「或る少女の死まで」
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