...ふわふわ飛んでいるのは...
芥川龍之介 「MENSURA ZOILI」
...娑々(ふわふわ)と宙を飛び行くさま...
巌谷小波 「こがね丸」
...宙をとんでいる」たしかに宙をふわふわと飛んでいるのだ...
海野十三 「海底大陸」
...蝋燭(ろうそく)から白い煙がふわふわと揚(あが)る...
鈴木三重吉 「千鳥」
...ふわふわとしたなかにコツンと固いものがある感じだ...
高見順 「如何なる星の下に」
...愛宕の山の上に白くふわふわと靡いてゐる一片の雲に心を惹かれたりするのか...
田山花袋 「道綱の母」
...空中にふわふわしている綿毛も同然さ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...ふわふわとどこまでも渚(なぎさ)を彷徨(さまよ)っていたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...ふわふわとんだりしながら...
フョードル・ドストエフスキー 神西清訳 「キリストのヨルカに召された少年」
...何だか気持がふわふわしてきた...
豊島与志雄 「阿亀」
...黒い暖簾(のれん)がふわふわしている...
夏目漱石 「永日小品」
...空には阻塞氣球がふわふわ浮かんでゐて...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...風に吹かれる雨戸のようにふわふわしている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ふわふわに脹れ上つた黒い幻の群が...
原民喜 「永遠のみどり」
...ふわふわとする煙であつた...
牧野信一 「肉桂樹」
...ふわふわと芙蓉の花の気高さを想はせるかのやうな麗な趣きを漂はせて...
牧野信一 「武者窓日記」
...もう一方の皿をふわふわさせて見る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今宵もふわふわと暗い風の中を歩いている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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