...うっかりするとふわふわと逃げてしまうんだわさ...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 「おやゆび姫」
...とふわふわと着いて来て...
泉鏡花 「海の使者」
...いつまでも上でふわふわしていて...
海野十三 「宇宙の迷子」
...そんなにはやくはありませんが、ふわふわと、とうきょうこうのほうへとんでいきます...
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...あいつは、やっぱり幽霊のように、地面に足をつけないで、ふわふわと、空中を飛んでいったのでしょうか...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...水母(くらげ)のようにふわふわ漂つている時に...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...そこにもここにもふわふわと浮んで...
田中貢太郎 「焦土に残る怪」
...そこから小さな赤い風船が一つ二つ三つまでふわふわと飛び出して来た...
田山録弥 「浴室」
...身軽でふわふわして...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...ふわふわする」「そりゃ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ふわふわと地霊のようにしのび寄ってくる...
原民喜 「鎮魂歌」
...さつきから私のすぐ側に顔をふわふわに膨らした女が横はつてゐたが...
原民喜 「夏の花」
...ふわふわと立上る...
原民喜 「魔のひととき」
...ふわふわとする煙であつた...
牧野信一 「肉桂樹」
...柳のやうにふわふわと他人(ひと)の挙げ足をとることが道楽だといふので...
牧野信一 「夜見の巻」
...胸に一つのしまりだにあれば全体はただふわふわとしながら終(つい)に体を離れずと申せしとか...
正岡子規 「俳諧大要」
...そのふわふわした筋ばった小さい玉を...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...それらの凡ての翼は白くふわふわしていて...
室生犀星 「陶古の女人」
便利!手書き漢字入力検索