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饗庭篁村 「木曾道中記」
...迷宮(めいきゆう)に似たる人生は容易に幸福を与ふるものにあらず...
芥川龍之介 「案頭の書」
...三 詩人は常に自己の衷心を何人かに向つて訴ふるものなり...
芥川龍之介 「小説作法十則」
...ひたすらに吾人の愛顧の衰へざらむことを憂ふるものは英吉利(イギリス)にあらずや...
石川啄木 「閑天地」
...然しながら精神状態の方は更らに著しく形式の上に影響を与ふるものである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...からだを左右にふるものですから...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...世に新政黨組織を傳ふるものありと雖ども孰れの元老かを奉じて之れを首領と爲すに非ずむば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の政府の政策に隱然たる影響を與ふるものあるを知るときは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の政府の政策に隠然たる影響を与ふるものあるを知るときは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...今日では何人も斯る民権自由論を唱ふるものがない...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...口ぎたない言辭を用ふるものでありまして...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...衰殘の人に對して無上の慰安を與ふるもの過去の追憶にまさるはない...
永井荷風 「十年振」
...然りと雖地を撰びてこゝに奇矯の一體を添ふるもの...
長塚節 「草津行」
...汝が卓上に供ふるもの...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...妻(つま)は野代(のしろ)の膳(ぜん)のはげかゝりて足(あし)はよろめく古物(ふるもの)に...
樋口一葉 「にごりえ」
...その百九十三伊沢分家の口碑に蘭軒の平生を伝ふるものは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...されば逍遙子まことにわれを以て人を誣(し)ふるものとし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...もう古物(ふるもの)になるではないか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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