...ふるえる手でベルをならしました...
アミーチス 日本童話研究会訳 「母を尋ねて三千里」
...もはや身を殺す恐怖のふるえも静まっているのでなかろうか...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...耳たぶもふるえている...
海野十三 「超人間X号」
...青くなってふるえていた...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...ブルブルふるえ出したではないか...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...ぼくがふるえあがって...
江戸川乱歩 「天空の魔人」
...雨と一緒に横しぶきに吹きつける河霧がふるえ上がるように寒かった...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...そして目ぶたは軽くふるえて...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...嬉しさにふるえた...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...……熱にうるんだ妻の眼はベッドのなかでふるえていた...
原民喜 「美しき死の岸に」
...火の気のない二階で一人ふるえながら...
原民喜 「遥かな旅」
...つやつやした黒い髪の六つばかりの男の子が赤いジャケツのぼたんもかけずひどくびっくりしたやうな顔をしてがたがたふるえてはだしで立ってゐました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...「こんなひでえ話はおら聞いたこともねえ」私服は蒼(あお)くなってふるえていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...栄二は怒りのために躯がふるえてきた...
山本周五郎 「さぶ」
...膝頭(ひざがしら)がブルブルとふるえ出すくらい...
夢野久作 「死後の恋」
...ふるえた深呼吸をした...
夢野久作 「霊感!」
...感激にふるえたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...仔細(しさい)はこのお召状の内にありますからご一見の上で」関勝(かんしょう)はそれを読んで感激にふるえた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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