...寸法を見るふりをして...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...万物凡(なべ)て整(ととの)ふり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...立花先生はチャンウーのほうをふりかえり...
海野十三 「少年探偵長」
...遠去(とおざ)かりゆく猿田の後姿をふりかえった...
海野十三 「月世界探険記」
...されど、昨夜雨ふりたり...
大町桂月 「梅の吉野村」
...そ知らぬふりして生きてゐるのではないのか...
太宰治 「火の鳥」
...しきりに両手をふりまわしている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かき」
...何やら言いたげなふりをし...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...」と田原さんは一寸ふり向いた...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...いたずらに自己の傾向ばかりふり廻していては...
夏目漱石 「創作家の態度」
...霜降(しもふり)の外套(がいとう)に黒の中折(なかおれ)という服装(いでたち)で電車を降りるときまって見れば...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...一町くらゐ来てからふりかへつて見ました...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...「どうだろう?――」と邦夷は側近のものをふりかえった...
本庄陸男 「石狩川」
...身を沈めると共に振顧(ふりかえ)って...
吉川英治 「江戸三国志」
...厠へ立つふりをして...
吉川英治 「三国志」
...見て見ぬふりでいるらしい...
吉川英治 「私本太平記」
...鎧櫃(よろいびつ)と行李(こうり)とを振分(ふりわけ)に附けている...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ふり顧(かえ)って...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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