...ふらふらする足を踏みしめてそつと障子(しやうじ)の外へ出た...
芥川龍之介 「東京小品」
...矢車が酔ってふらふらするわ...
泉鏡花 「婦系図」
...帆村はふらふらする身体を立てなおしながら...
海野十三 「暗号数字」
...ふらふらする足取りで...
海野十三 「海底都市」
...頭がふらふらするので...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「碧眼」
...彼は酔って頭がふらふらするのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...頭がふらふらするとき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何だか頭がふらふらするようだわ...
豊島与志雄 「反抗」
...ただ枕を離れると、ふらふらする...
夏目漱石 「三四郎」
...ふらふらするものであるならば...
蜷川新 「天皇」
...魚は馬の背で運ばれるが、イワシの目は赤いものと心得ており、マグロやカツオの刺身はピリリとして、少し余計にたべると、酒に酔ったように、ふらふらする...
野村胡堂 「胡堂百話」
...それはくびのない猫のやうで 墓場の草影にふらふらするいつそこんな悲しい暮景の中で 私は死んでしまひたいのです...
萩原朔太郎 「青猫」
...ふらふらする足どりで...
原民喜 「壊滅の序曲」
...するとかの女はふらふらする頭を持ち上げて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...そしてまっくろな地面をじっと見おろしていたら何だか足もとがふらふらするんだ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...少しばかりふらふらするが...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...やゝもするとふらふらする...
吉川英治 「折々の記」
...早く起きてはそのふらふらするような快感に陶酔していたんだが...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
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