...ところが、だれも、ごてんのなかにはいると、かぎたばこでものまされたように、ふらふらで、おうらいへでてきて、やっとわれにかえって、くちがきけるようになる...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...ふらふらする足取りで...
海野十三 「海底都市」
...千鳥足でふらふらと進み出てくるのです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...ふらふらと前に歩きだしたのだ...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...私と同じくらいにふらふら酔って診察室に現われたので...
太宰治 「満願」
...ふらふらで舞うたら引っくり覆(かえ)る云いますねん」「文楽の太夫(たゆう)は語ってしまうまで何も食べん云うやないか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ふらふらその辺へ飛び出したがって始末に負えない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何の分別もなくふらふらしていて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...にわかに胸先(むなさき)苦しく頭(かしら)ふらふらとして...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...ふらふらと飛びこんでしまった...
豊島与志雄 「丘の上」
...ふらふらとよろけてしまった...
豊島与志雄 「自由人」
...ふらふらとして足許(あしもと)が定まりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...ふらふらの足どりで雨の中を歩いた...
原民喜 「遥かな旅」
...あちらこちらへふらふらとよろめいた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...あんまり気持が佳(よ)いのでつい何時(いつ)までも家に帰らずにふらふらしていました...
堀辰雄 「楡の家」
...身体がふらふらする...
水野葉舟 「帰途」
...一人でふらふらと戻って来...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...あの高藪(たかやぶ)の上に、ふらふらと、人魂(ひとだま)のような赤い挑灯(ちょうちん)がしきりに暗号を振っているでしょうが」「オオあれがか...
吉川英治 「新・水滸伝」
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