...ふらつく足がどたり/\と疊に當る...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...だが実のところ背後にいる黄色い顔たちの意のままにふらつく木偶人形に過ぎなかった...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「象を撃つ」
...足もとがふらつくなんて事は...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...」隠居は少しふらつくような...
徳田秋声 「爛」
...ふらつく足を踏みしめて...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...年取った手足がふらつくのを感じながら...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...それに逆(さから)つて行(ゆ)くお品(しな)は自分(じぶん)で酷(ひど)く足下(あしもと)のふらつくのを感(かん)じた...
長塚節 「土」
......
中野鈴子 「一家」
...ほとんどむき出しのキュロットと青い靴下を履いたまるで酔っ払いのようにふらつく足を上手く隠せないまま...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ふらつく足でまるで自分の甘い商売物そつくりの形を描いて歩くやうな女ではあつたけれど...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...一睡もしてゐないからふらつく足で座へ出る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ああ――」彼女はふらつく声でそれを云った...
本庄陸男 「石狩川」
...流行感冒の病み上りでふらつく頭脳で思い付き次第に書き出す...
南方熊楠 「十二支考」
...私は機嫌好く一階の売店のあたりをふらつくことを提案したが...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...八は少し頭がふらつく...
森鴎外 「金貨」
...手がふらつくので酒をこぼした...
山本周五郎 「季節のない街」
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