...些細な不行届(ふゆきとどき)にすら請人を呼び付けてキュウキュウ談じつけなければ腹の虫が慰(い)なかったのだから...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...父親の監督不行届(ふゆきとどき)と...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...詮議(せんぎ)不行届(ふゆきとどき)...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...「私も寄宿生の乱暴を聞いてはなはだ教頭として不行届(ふゆきとどき)であり...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...足りない自分の不行届(ふゆきとどき)からでも出たように...
夏目漱石 「明暗」
...不行届(ふゆきとどき)がちで...
夏目漱石 「私の個人主義」
...畢竟(ひっきょう)言語壅蔽(ようへい)諸司不行届(しょしふゆきとどき)の致す所と深く恐れ入り候次第に付...
服部之総 「新撰組」
...畢竟(ひっきょう)養父母と養子との間柄(あいだがら)の悪いのは養子の方の不行届(ふゆきとどき)だと説を極めてたのでしょう...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...未(いま)だ究理の不行届(ふゆきとどき)なるものと知るべし...
福沢諭吉 「物理学の要用」
...昔は何国(いずく)も軍律不行届(ふゆきとどき)かくのごとく...
南方熊楠 「十二支考」
...何という脳髄の不行届(ふゆきとどき)であろう...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...お留守中の不行届(ふゆきとどき)から...
吉川英治 「親鸞」
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