...昨日妻ガ錦(にしき)ノ市場デ買ッテ来タ鮒鮨(ふなずし)ガアッタノデ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...陽炎(かげろう)や名も知らぬ虫の白き飛ぶ更衣(ころもがえ)野路(のじ)の人はつかに白し絶頂の城たのもしき若葉かな鮒鮓(ふなずし)や彦根(ひこね)の城に雲かかる愁ひつつ岡に登れば花いばら甲斐ヶ嶺(かいがね)や穂蓼(ほたで)の上を塩車(しおぐるま)俳句というものを全く知らず...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...鮒鮓(ふなずし)や彦根(ひこね)の城に雲かかる夏草の茂る野道の向うに...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...前に評釈した夏の句「鮒鮓(ふなずし)や彦根(ひこね)の城に雲かかる」などと同じく...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...「鮒鮓(ふなずし)や彦根の城に雲かかる」という私の好きな蕪村の句を誦(よ)むたび...
正岡容 「わが寄席青春録」
...鮒鮓(ふなずし)も同じ事なるべし...
正岡子規 「墨汁一滴」
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