...(ここで仮面を取ったように正井はふてくされた態度になった...
有島武郎 「或る女」
...あるいはふてくされた態度で...
梅崎春生 「狂い凧」
...ふてくされたような歩き方で...
梅崎春生 「狂い凧」
...ふてくされた様に押し黙っている...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...「そんなふてくされたものの言いかたをするものじゃないよ...
太宰治 「乞食学生」
...ふてくされた真似は...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...わざとふてくされた真似をして...
豊島与志雄 「好人物」
...子供(こども)の洋服(やうふく)や靴(くつ)をあんなに買(か)つてやりたいつて言(い)つてたぢやないの?」「それがどうしたと言(い)ふんだい?」夫(をつと)はふてくされた氣持(きもち)で言(い)ひ返(かへ)した...
南部修太郎 「畫家とセリセリス」
...いささかふさわしからぬふてくされた態度であった...
久生十蘭 「魔都」
...ふてくされたものです...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ふてくされた失意の男は...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
......
槇村浩 「青春」
...そのままふてくされたようにノソリノソリ枯松葉を踏んで...
正岡容 「寄席」
...ふてくされた肚で行くと...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...ふてくされたる安住を見出さんとするに至りしが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...さればそれらの作品を一册にまとめて世に出す時些かふてくされたる氣持なきを得ずして...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...ふてくされた、凄艶な頬を、海風に、鬢(びん)の毛が嬲(なぶ)っている...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...勝手にしろ! 何というふてくされた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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