...懇望されて妻になって以来ふっつりと舞踊とは縁をきり...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...その後ふっつりと噂がなくなってしまった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「和製椿姫」
...或る時からふっつり止めてしまったのであった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...そののち彼はその「ゆき」の唄をふっつり耳にしなかったので...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...ことに東山の畔(ほとり)のこととて人の足音もふっつりと絶えていたが...
近松秋江 「黒髪」
...*其後ふっつりM君の消息を聞かなかったが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...そこでふっつり見失った...
中里介山 「大菩薩峠」
...こう、直覚的にお銀様の眼に映った時に、一方、その機会に、ふっつりと、今まで自分の背後にペチャクチャと燈籠の故事来歴を囀(さえず)っていたキザな声が止んでしまったことも、かえって耳障りでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここに至ってふっつりとペチャクチャが中絶されてしまったのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...ふっつり影さえとどめないだろう...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...私はそれでふっつりやめました...
夏目漱石 「おはなし」
...七日ばかり前からふっつりと姿を見せなくなったというのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...時の流れがふっつりと断ち切られ...
久生十蘭 「肌色の月」
...ふっつりと縁は切れましたが...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...ところが、専売局から発見されて、罰金を申しつけられると、父善助は、それきり、ふっつりと、煙草を断(た)ってしまった...
火野葦平 「花と龍」
...今この場でふっつり諦めて...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...ふっつりと切ったのを見たことがあるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...茂登女もふっつりと...
山本周五郎 「落ち梅記」
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