...健全でふっくらとしている穀物よりも...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...「白」は桃色の膚がなまめかしく、高い鼻、赤くて薄いくちびる、二重まぶたの目が女のように優しく、ふっくらとして、しかもよく締まったしりからももの線が、うっとりするほど美しかった...
江戸川乱歩 「影男」
...ふっくらとした美しさは...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...ふっくらと頬(ほお)のふくらんだところに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そのにくづきのふっくらとしてやわらかなことゝ申したら...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...息もふっくらといい気持につけ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...毎日鬢(びん)や前髪を大きくふっくらと取った丸髷(まるまげ)姿で出ていた彼女は...
徳田秋声 「あらくれ」
...赤いふっくらとした頬(ほお)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は彼女のふっくらとした(おとがい)と房々とした髪とを見た...
豊島与志雄 「囚われ」
...頬のふっくらとした...
豊島与志雄 「林檎」
...ふっくらとつくると...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...」と私は父のふっくらとした腰のあたりに両手をあてて...
前田夕暮 「種紙の青む頃」
...ふっくらと暖かく...
三浦環 「お蝶夫人」
...ふっくらとまるい顔はたいそう柔和で...
山本周五郎 「雨あがる」
...しもぶくれのふっくらとした顎(あご)と...
山本周五郎 「竹柏記」
...それはまるくふっくらとして...
山本周五郎 「風流太平記」
...ふっくらと笑いをふくんで...
吉川英治 「三国志」
...ふっくらと、ふくら雀のように袖をひらいて、彼は牛車の中であぐらしていた...
吉川英治 「私本太平記」
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