...若ものゝふた親は息子がうつくしいお嫁をつれてかへつたので...
鈴木三重吉 「湖水の鐘」
...ふた親ともに逝きまして...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...ふた親の心にかなったその若者は...
堀辰雄 「曠野」
...それはまっぴらだ」「もしかあの子のふた親が引き取りに来たらどうします」「あいつのふた親だと...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...いったいあいつにはふた親があったのか...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...あいつのふた親が訪ねて来て...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ふた親があいつを訪ねに来ると思うことができるか...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...「いつかこの子のふた親が出てくるかもしれない」「それはかまわないじゃないか」「いや...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...だがこの子のふた親がもう出て来ないだろうとあきらめたからこそ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...どうかしたひょうしでこののちそのふた親が出て来たとして...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...わしも、心が責めるが、しかし、お前を、このまま、ふた親の側へは、どうも返せぬ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ふた親のゆるしし交際の表(おもて)...
森鴎外 「文づかひ」
...六つ七つのときはやりの時疫(じえき)にふた親みななくなりしに...
森鴎外 「文づかい」
...ふた親のない乳児を見るような...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...――わたくしは一生ふた親の面倒をみてくらします...
山本周五郎 「つばくろ」
...さはいへどふた親いますわが家を捨てむとすなる前の宵しづかに更くる刻刻の時計の音ぞ凍りたる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...――ふた親のかたみの笛...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??