...濃艶な唄の文句が酔ふた心をそれとなく唆(そその)かす...
石川啄木 「菊池君」
...濃艶な唄の文句が醉ふた心をそれとなく唆(そゝの)かす...
石川啄木 「菊池君」
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正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...山は裂け海はあせなん世なりとも君にふた心われあらめやも箱根路をわが越え来れば伊豆(いず)の海やおきの小島に波のよる見ゆ世の中はつねにもがもななぎさ漕ぐ海人(あま)の小舟(おぶね)の綱手かなしも大海(おおうみ)のいそもとどろによする波われてくだけてさけて散るかも箱根路の歌極めて面白けれども...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...山は裂け海はあせなん世なりとも君にふた心われあらめやも箱根路をわが越え来れば伊豆の海やおきの小島に波のよる見ゆ世の中はつねにもがもななぎさ漕(こ)ぐ海人(あま)の小舟(おぶね)の綱手(つなで)かなしも大海(おおうみ)のいそもとどろによする波われてくだけてさけて散るかも「箱根路」の歌極めて面白けれども...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...「人間一人救ふた心持は何ともいはれまへんな...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...福島は川を挾み山を負ふた心地よい町である...
吉江喬松 「山岳美觀」
...ふた心のあるやつを連れてあるくのは...
吉川英治 「江戸三国志」
...ふた心にちがいない」と...
吉川英治 「私本太平記」
...ふた心にちがいないわ...
吉川英治 「私本太平記」
...ふた心はあらじと...
吉川英治 「私本太平記」
...ふた心など持つな...
吉川英治 「新書太閤記」
...なおまだ宇喜多の配下にふた心を抱く者が絶無とはかぎらない――万一に備えてであることはいうまでもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...今またその告白をくり返して――「なんでこのふた心と矛盾を抱いて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一つ……終日(ひねもす)食わず夜もすがら寝覚(ねざ)めに思う益もなし二つ……ふた心なき武士(もののふ)の一番槍にしおで首三つ……三度諫(いさ)めて聞かざれば腹に窓あけ死出の旅二芸妓(おんな)は呼ばずに...
吉川英治 「松のや露八」
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