...黄いろい街灯の下をゴソゴソ匍(は)うように歩いている二人連(ふたりづれ)の人影があった...
海野十三 「見えざる敵」
...そのときふたりづれの...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...おまわりさんは、びっくりして、ふたりづれで、そのようかんにかけつけました...
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...須原はその男を出迎えて、しばらくささやき合ったあとで、ふたりづれで、まっくらな庭の林の中へ消えていった...
江戸川乱歩 「影男」
...ふたりづれで交番へ行くことにしたのです...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...尻と腹8・23(夕)土筆(つくし)ん坊(ばう)が二人連(ふたりづれ)で頭を擡(もた)げるやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...涼しすぎるその色のうごく出来秋のなかで独りごというてゐる男秋らしい村へ虚無僧が女の子を連れて・秋日和のふたりづれは仲のよいおぢいさんおばあさん・晴れて雲なく釣瓶縄やつととゞく・声はなつめをもいでゐる日曜の晴れ九月十日秋ぢや...
種田山頭火 「行乞記」
...兵士のふたりづれ」(訳注 ハイネの『ふたりの擲弾兵』より)……(振返って)いつぞや...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...ぱつちに雪駄(せった)をはきし町人の二人連(ふたりづれ)あり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...自分から一席置いて隣の二人連(ふたりづれ)は...
夏目漱石 「行人」
...必ず男女(なんにょ)二人連(ふたりづれ)に限られていました...
夏目漱石 「行人」
...三四郎はまたきれいな女と二人連(ふたりづれ)で追分の方へ歩くべき宵(よい)となった...
夏目漱石 「三四郎」
...ぬっと門口(かどぐち)を出た二人連(ふたりづれ)の中折帽の上へ...
夏目漱石 「野分」
...また先刻(さっき)会った二人伴(ふたりづれ)の男を見出した...
夏目漱石 「明暗」
...過(すぎ)たるは及(およ)ばざる二人連(ふたりづれ)とは生憎(あやにく)や...
樋口一葉 「別れ霜」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??