...とても人力(じんりょく)によってふせぎ切れるものでないことを見てとると...
海野十三 「怪星ガン」
...磁力砲では人間をふせぎきれない」「そのときは...
海野十三 「怪塔王」
...あらてのぐんぜいが入れ代り/\おしよせてまいりますのをひっしにふせぎましたことゝて...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...まるで滅多打の姿でしばらくの退屈ふせぎには妙劑である...
長塚節 「撃劍興行」
...早いうちにふせぎとめるはずのものなのでございます...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...ふせぎとめようとしたって――いや...
三好十郎 「胎内」
...城のふせぎは備わらず...
山本周五郎 「日本婦道記」
...蚊帳は夜の虫ふせぎにつるものとみえます...
吉川英治 「江戸三国志」
...八面(めん)六臂(ぴ)にふせぎ立て...
吉川英治 「三国志」
...鳥ヶ峰、矢筈山、かぶと岳などにかこまれて、山上はひろく、長期の行宮(あんぐう)にも、敵のふせぎにも、万全と申せましょう」「ではその由を」と、悪四郎をかえりみて...
吉川英治 「私本太平記」
...三度ふせぎ交わしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...必死のふせぎにあたっておりまする」「わかった...
吉川英治 「私本太平記」
...几帳(きちょう)や壁代(かべしろ)で注意ぶかく風ふせぎを立て...
吉川英治 「私本太平記」
...三浦介の族権(ぞくごん)ノ九郎らが総力をあげてふせぎに立ち...
吉川英治 「私本太平記」
...奔河(ほんが)の決潰(けっかい)をふせぎに当ったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...腹ふせぎに軽い物で一杯飲む...
吉川英治 「新・水滸伝」
...夜寒(よさむ)をふせぎ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...忍者(しのび)ふせぎの仕掛張(しかけばり)が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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