...こまかいふしまわしのところまでのこらずおぼえこんでしまいました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「小夜啼鳥」
...ふしまわしのたしかなことはとくよりぞんじておりましたなれども...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...或(ある)論者は今なほチョボの文句の甚(はなはだ)拙劣にしてしかもまた無用の説明に過ぎざることを説けどもこは徒(いたずら)にその辞句のみを見て三絃の合(あい)ノ手(て)とその節廻(ふしまわし)を度外に置きたるがためのみ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...鐘――エエばアかり――という一番高い節廻(ふしまわし)をば枯れた自分の咽喉(のど)をよく承知して...
永井荷風 「深川の唄」
...あのふしまわし自体が当然時代性を持っているから...
信時潔 「歌詞とその曲」
...持前の優雅なふしまわしで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...ふしまわしというものの殆んどない...
山本周五郎 「いさましい話」
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