...夜中(よなか)に臥床(ふしどこ)から起(お)き出(だ)してあるきまわるようなことが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...目がさめてから猶温かい臥床(ふしど)を離れぬのを...
石川啄木 「葬列」
...彼等の夜の伏所(ふしど)は小さな木箱である...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...膏(あぶら)ぎった汗臭い臥床(ふしど)に寝(まろ)びたり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...夜はいつでも宵の口から臥床(ふしど)に入ることにしている父親の寝言などが...
徳田秋声 「あらくれ」
...二階へあがって臥床(ふしど)を延べたのは...
徳田秋声 「爛」
...三人は思い思いに臥床(ふしど)に入る...
夏目漱石 「一夜」
...そしてれふしどものいつたことを...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...むしろ斷乎たる決意を取れ!臥床(ふしど)の中で...
萩原朔太郎 「宿命」
...寝(ね)られぬ夜(よ)なれば臥床(ふしど)に入(い)らんも詮(せん)なしとて小切(こぎ)れ入(い)れたる畳紙(たゝうがみ)とり出(い)だし...
樋口一葉 「雨の夜」
...「ゆふべわが臥床(ふしど)に入りて...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...臥床(ふしど)の中に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あたたかいふしどにまいりましょうの...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...野の臥戸(ふしど)のような小屋掛(こやがけ)の中に住んでいるとのことだった...
室生犀星 「野に臥す者」
...故意に臥所(ふしど)に溺(いばり)して暇になった...
森鴎外 「細木香以」
...太陽が西北のふしどへ落ちると(暗い夜がもどつてきていて...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...空腹を癒(いや)して臥床(ふしど)へはいると...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...「夜が明けたな」頼朝は臥床(ふしど)から立った...
吉川英治 「源頼朝」
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