...饗宴(きょうえん)もたけなわと見えて、羽ばたいたり、さえずったり、ふざけたりして、茂みから茂みへ、木から木へと飛びまわり、周囲の色とりどりの豊富なご馳走(ちそう)を思うままについばんでいた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...いつも目に立つのはこの女がこの男と相対してふざけたり...
岩野泡鳴 「耽溺」
...「屠殺場(とさつば)……」とオカマはふざけた声だった...
高見順 「いやな感じ」
...そんなふざけたお話に...
太宰治 「黄村先生言行録」
...アムンダゼンがいるぞう!丁抹(デンマーク)王室があるぞう! 貴様らふざけた真似をすると...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...僕はまるきりふざけたわけではないのです……」と...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ふざけたことを吐(ぬか)すな...
中里介山 「大菩薩峠」
...ふざけたことをするない」がんりきはその脚絆を取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのふざけた中に...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつたい君は何と心得てゐるんだ? 僕が君のふざけた眞似を何にも知らないとでも思つてるのかね? 君は局長のお孃さんに附き纒つてるといふぢやないか! ふん...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...そのうちにふざけた馬鹿な真似がおつぱじまる……いやもう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...ムーアのふざけた予言が正確に書いてある...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...ふざけた歌でも歌ふやうにそんなことをいつた...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...一體お前さん等ア今日に限ツて何んだツて其樣(そん)なに騷ぐんだ……人體解剖ツてものア其樣なふざけた譯のものぢや無からうぜ...
三島霜川 「解剖室」
...ふざけた野郎だ」「ようござんすよ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...ちょっと此方(こちら)へ来てくれませんか」「ふざけた事を言うねえ...
吉川英治 「江戸三国志」
...眼にかどを立て――ふざけたことをいうと朋輩(ほうばい)とて許さんぞ――といわぬばかりな威を示した...
吉川英治 「新書太閤記」
...むだ口を叩いたりふざけたりしはじめた...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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