...)末弘もふざけた調子で...
高見順 「如何なる星の下に」
...こんなふざけた書家もあるものかとおどろいて...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...ふざけた奴なんだ...
太宰治 「鉄面皮」
...かえって先生が手出しをしてふざけたりした...
壺井栄 「二十四の瞳」
...父も時には、浮(う)き浮(う)きした気分になることがあって、そうなると私を相手に、まるで子供のように、ふざけたり、はねたりするのをいとわなかった(父は、激(はげ)しい肉体の運動なら、なんでも好きだった)...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...陽気なふざけた考えが彼の心中に潜んでいることの証拠である...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...喧嘩(けんくわ)したりふざけたり...
豊島与志雄 「犬の八公」
...私たちが笑ったりふざけたり小賢(こざか)しいことをやったりしてるのを見て...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ふざけたるものが急に襟(えり)を正すから偉大なのである...
夏目漱石 「虞美人草」
...随分ふざけたもので...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...大分ふざけたり手を抜いたりした...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...犬を要求し、人々が笑つたり、喋舌つたり、ふざけたり、默つたり、それからそれらを何もかも一緒に要求するのだつた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...半分ふざけた口調で...
牧野信一 「環魚洞風景」
...「ふざけた野郎だ」それからというもの...
正岡容 「寄席」
...」ふざけた奴(やつ)だと自分を叱(しか)り付ける...
三島霜川 「平民の娘」
...私はよほどふざけた気持があったとみえ...
柳田国男 「故郷七十年」
...ふざけたような声でいった...
山川方夫 「暑くない夏」
...どこなと立ち去るがいい」「ふざけたことを申すな...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??