...或る時は機嫌よくした...
有島武郎 「カインの末裔」
...機嫌よく帰っていらっしゃいね」「何云ってやがるんだ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魔性の女」
...俄に機嫌よくにこ/\した顏に戻つて...
高濱虚子 「續俳諧師」
...いま機嫌よく酔つてゐる...
太宰治 「お伽草紙」
...と機嫌よく承知した...
太宰治 「古典風」
...晩酌に酔って機嫌よく話しかける父親の様子(ようす)などがまだ訪問せぬうちからはっきりと目に見えるような気がする...
田山花袋 「田舎教師」
...彼女はまた何時になく機嫌よくニヤニヤするのでよけい気味が悪かった...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...昨日荒れた菊田がケロリとして機嫌よく出て来てるので可笑しかった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...感じ悪い奴だが今日は頗る機嫌よく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それに対して僕はごく機嫌よく...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...わしとそなた、二十年の仲じゃ――そなたの仕合せをこそいのれ――」広海屋が、長崎屋の憎悪に充ちた言葉を聴いて、こう答えて、猫なで声になって、「それに、この座で、其のような話はちと不似合――商売のことなれば、あとでゆっくり談合いたすことにして、そなたも、まず、機嫌よく、一ぱいすごしなさいよ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...いつもよりも機嫌よくあの人を送り出しました...
水野仙子 「道」
...では又御機嫌よく四月二十三日〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕四月二十三日 第二十信きょうは小雨が降っている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...生きられる限り御機嫌よく生きてお出でなさい」その時はまだ私が生まれていない前だったから...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...いつでも機嫌よく...
吉川英治 「折々の記」
...ではご機嫌よく」「おお...
吉川英治 「三国志」
...いつもご機嫌よく...
吉川英治 「三国志」
...この秋山氏が機嫌よく病苦を忘れて上方唄など口ずさんでいる...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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