...なか/\機嫌よく...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...機嫌よく飲んで別れようではありませんか」「小机の代理に俺が一つ余計に打(ぶ)たれるなんて...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...額に青い筋を立てて機嫌よく働いた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...御機嫌よくお許しに相成りすぐに御対面なさいました...
太宰治 「右大臣実朝」
...さあさあお上がりィ」と機嫌よく老夫人ともども現れてきたが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...それでも皆さん来て下さるので嬉しいわ」と機嫌よくいろいろ世話をしていた...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...今まで平生の通り機嫌よく話していただけに...
夏目漱石 「門」
...それでも機嫌よく迎へると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下手な智慧でも出し合つて見よう」平次は機嫌よく迎へました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼女はまた何時になく機嫌よくニヤニヤするのでよけい気味が悪かった...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...最うそんな考へ事は止めにして機嫌よく御膳あがつて下され...
樋口一葉 「にごりえ」
...機嫌よくうなずいて...
久生十蘭 「あなたも私も」
...機嫌よく笑いあったのだった...
火野葦平 「花と龍」
...わしとそなた、二十年の仲じゃ――そなたの仕合せをこそいのれ――」広海屋が、長崎屋の憎悪に充ちた言葉を聴いて、こう答えて、猫なで声になって、「それに、この座で、其のような話はちと不似合――商売のことなれば、あとでゆっくり談合いたすことにして、そなたも、まず、機嫌よく、一ぱいすごしなさいよ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ではどうか御機嫌よく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きょう一日御機嫌よく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ご機嫌よくお暮しなさいまし...
室生犀星 「あじゃり」
...いや常よりも機嫌よく女弟子や男衆を連れてぞろぞろと引揚げたのでありますが...
吉川英治 「江戸三国志」
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