...中でも、最(もつとも)、大きな声で、機嫌よく、笑つたのは、利仁自身である...
芥川龍之介 「芋粥」
...何をかき廻しているんだね」帰って来た老人が機嫌よく云った...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...機嫌よく外へ出て遊んで来たりなさる...
鈴木三重吉 「桑の実」
...機嫌よく眺めるのだった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...急に機嫌よくなるのには...
外村繁 「澪標」
...こうして米友がかなり御機嫌よく車上の客となって...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでも機嫌よく迎へると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いつになく機嫌よく壁張りの手伝いや見物や助言をした...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...あまりツッカケがよくないので川口機嫌よくない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今度は極めて機嫌よく...
牧野信一 「或る五月の朝の話」
...いつもよりも機嫌よくあの人を送り出しました...
水野仙子 「道」
...機嫌よくにたにた笑いながら頷いた...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...「やあ、よく来られたの」信長は、機嫌よく、オルガンチノを陣中に迎えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうしてそんなに皆が機嫌よく働くようになったのけ?)と...
吉川英治 「親鸞」
...いかにして一日でも機嫌よく送らせることができるか...
吉川英治 「日本名婦伝」
...姉さん御機嫌よく』『あらっ――』と...
吉川英治 「山浦清麿」
...」負傷犯人の行方は?この時ジェーブル伯爵が出てきて機嫌よく二人の裁判官を迎え客間の次の扉を開けた...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
...信長は機嫌よくフロイスを迎え...
和辻哲郎 「鎖国」
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