...老人は至極機嫌よく...
海野十三 「深夜の市長」
...「あゝさうして呉れ」と文太郎は機嫌よく目を瞑つたまゝで答へた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...雪子ちゃんが案じた程でもなく機嫌よくしていたのは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...こうして米友がかなり御機嫌よく車上の客となって...
中里介山 「大菩薩峠」
...随分久し振りじゃありませんか」お紋は相変らず機嫌よく迎えてくれて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...下手な智慧でも出し合つて見よう」平次は機嫌よく迎へました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼女はまた何時になく機嫌よくニヤニヤするのでよけい気味が悪かった...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...ハンカチや小切れを洗いあげて、家裏の物干繩にブラさげ、そのそばで、機嫌よく、鼻唄などをうたっている...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...川口、今日は機嫌よく、三益は僕の要求通り、いゝ役二つふられる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...どうぞ機嫌よく行って下さい...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「漁師」
...いつもよりも機嫌よくあの人を送り出しました...
水野仙子 「道」
...どんな? いいでしょう? どうぞ御機嫌よく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...石段に猫じゃらしの穂が一杯に伸び一番下の段に美しい水が機嫌よくながれていた...
室生犀星 「童話」
...これを機嫌よく働かせるのはみなこの分配の手加減一つであった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...生きられる限り御機嫌よく生きてお出でなさい」その時はまだ私が生まれていない前だったから...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...御機嫌よく」与三は起って...
吉川英治 「新書太閤記」
...じゃ、御機嫌よく」と、お信を置いて、それなり、風のように姿をかくしてしまった...
吉川英治 「無宿人国記」
...機嫌よく毛皮の襟巻を頸(くび)に巻きつけるのである...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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