...或る時は機嫌よくした...
有島武郎 「カインの末裔」
...機嫌よく帰っていらっしゃいね」「何云ってやがるんだ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魔性の女」
...「高等乞食」は機嫌よく云ふのであつた...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...今日は暇だからなんでもお相手をするよ」そんなことを云って機嫌よくしている夫の顔を...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...われわれ友人の間ではただ機嫌よく笑ってすむのである...
寺田寅彦 「年賀状」
...極めて機嫌よく寝室に入りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...機嫌よく美少年を送り出した途端に...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんな随分御迷惑な仕事を先生は案外機嫌よくやって下さっていた...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...行きましょう」と機嫌よく答えた...
夏目漱石 「それから」
...私は申訳(まをしわけ)のない御無沙汰してをりましたが貴君(あなた)もお母様(つかさん)も御機嫌よくいらつしやりますかと問へば...
樋口一葉 「十三夜」
...前日より以上に機嫌よく散歩を終った...
久生十蘭 「泡沫の記」
...翌朝、いつもと同じように、機嫌よく、子供たちと、朝食をした...
火野葦平 「花と龍」
...川口、今日は機嫌よく、三益は僕の要求通り、いゝ役二つふられる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...機嫌よくない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...どうぞ機嫌よく行って下さい...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「漁師」
...お関は喜悦と一種の好奇心に胸を一杯にして機嫌よく帰って来た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...とりわけ機嫌よく...
吉川英治 「新書太閤記」
...機嫌よく毛皮の襟巻を頸(くび)に巻きつけるのである...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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