...中でも、最(もつとも)、大きな声で、機嫌よく、笑つたのは、利仁自身である...
芥川龍之介 「芋粥」
...坊ちやん相応の色んな事を機嫌よくお話しになる...
鈴木三重吉 「桑の実」
...機嫌よく私たちに...
太宰治 「新ハムレット」
...急に機嫌よくなるのには...
外村繁 「澪標」
...あの通り御機嫌よくもてなしているということが...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうして米友がかなり御機嫌よく車上の客となって...
中里介山 「大菩薩峠」
...昨日まで床の上に起上がって機嫌よく話しておりました――今朝起きてみるとこの通り」お半は涙を呑みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昨日まで床の上へ起上つて機嫌よく話してをりました――今朝起きて見るとこの通り」お半は涙を呑みます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...機嫌よく笑われたりした...
長谷川時雨 「古い暦」
...機嫌よくうなずいて...
久生十蘭 「あなたも私も」
...道益は大得意で機嫌よくうなずいていたが...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...御機嫌よく行っていらっしゃい...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...山田の主人は機嫌よく若者の方を見ながら...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...機嫌よくよろこんで下すって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...では行って参りますから、御機嫌よくね、呉々お大切に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きょう一日御機嫌よく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「やあ、よく来られたの」信長は、機嫌よく、オルガンチノを陣中に迎えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...姉さん御機嫌よく』『あらっ――』と...
吉川英治 「山浦清麿」
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