...」と彼はごく機嫌よく私の言葉を遮った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...どんないい子でも機嫌よく「はいはい」といえるものではない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...俄に機嫌よくにこ/\した顏に戻つて...
高濱虚子 「續俳諧師」
...今日は暇だからなんでもお相手をするよ」そんなことを云って機嫌よくしている夫の顔を...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...晩酌に酔って機嫌よく話しかける父親の様子(ようす)などがまだ訪問せぬうちからはっきりと目に見えるような気がする...
田山花袋 「田舎教師」
...御機嫌よく……』呉葉はかしこまつて答へた...
田山花袋 「道綱の母」
...機嫌よく眺めるのだった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...種彦は機嫌よく、「朝起(あさおき)は老人(としより)のくせさ...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...昨日まで床の上に起上がって機嫌よく話しておりました――今朝起きてみるとこの通り」お半は涙を呑みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おおかめさんは機嫌よくお杯口(ちょく)を重ねて...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...日々に肥ってゆくぞ」と機嫌よく冗談を云うことがあった...
原民喜 「壊滅の序曲」
...前日より以上に機嫌よく散歩を終った...
久生十蘭 「泡沫の記」
...山田の主人は機嫌よく若者の方を見ながら...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...あっちでは御機嫌よくないのですし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...では行って参りますから、御機嫌よくね、呉々お大切に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これを機嫌よく働かせるのはみなこの分配の手加減一つであった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...機嫌よく二つ返事さ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...今朝も老公は至って機嫌よく...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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