...警官は夜がふけるから早く始めろとどなる...
伊藤左千夫 「去年」
...余(よ)固(もとより)山水に耽(ふける)の癖(へき)あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...三人で夜のふけるのも忘れて話しあつた...
種田山頭火 「行乞記」
...樹明君(老の字は遠慮しよう)がおいていつたバツトをふかしながら物思ひにでもふける外ない...
種田山頭火 「其中日記」
...もう秋季収穫(アキ)がはじまつてゐる音・出来秋ぬれてはたらく・夜あけの雨が柿をおとして晴れました・十字街はバスが人間がさん/\な秋雨・濡れて越える秋山のうつくしさよ・ぬれてきてくみあげる水や秋のいろはだしであるく花草のもう枯れそめて・ヱスもひとりで風をみてゐるか・秋雨の夜がふける犬に話しかける九月二十日雨...
種田山頭火 「其中日記」
...夜のふけるに従って歌の表情が次第に生き生きした色彩を帯びて来た...
寺田寅彦 「沓掛より」
...夜ふけるまで隣の室で低い話し声が聞こえていました...
寺田寅彦 「先生への通信」
...ウィリアム・ジェームスの心理学の中に「音楽の享楽にふける事でさえも...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...夜がふけるに従つて...
徳田秋声 「のらもの」
...夜ふけるまで二人で酒を飲んで...
豊島与志雄 「正覚坊」
...6 水の上に瓦を積む――意味のない妄想にふけること...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...手を動かしさえすればお盆がふけると思っているのはまちがっています...
羽仁もと子 「女中訓」
...様々な考えにふけるのであった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...仕立て上げて手も通さずにある赤い着物を見るにつけ桃色の小夜着を見るにつけて歎く姉の心をせめて万が一なりと知って呉れたら切ない思い出にふける時のまぼろしになり夢になり只一言でも私のこの沈み勝な心を軽く優しくあの手((ママ))さな手で撫でても呉れる事だろう...
宮本百合子 「悲しめる心」
...夜がふけるまでには何が彼やら判らなくなつてしまふ毎晩のふしだらでございます...
室生犀星 「巷の子」
...拳闘や狩猟等の野蛮な娯楽にふける人たちにとって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...夜のふけるまで種々(くさぐさ)の話が尽きない...
吉川英治 「江戸三国志」
...吉簡(きっかん)とかいう秘曲もふけるのじゃろ」「とんでもない――」「まあ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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