...そこいらから起こる人声や荷橇(にぞり)の雑音などがぴんぴんと君の頭を針のように刺激する...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...頻々(ぴんぴん)懸るものに非ざれば...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...ぴんぴん生きている物質があるのではないかと思う...
海野十三 「宇宙戦隊」
...私はこのとおりぴんぴん生きています」刑事は...
海野十三 「奇賊悲願」
...ぴんぴんと跳(は)ねだしたではないか...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...体中の脈がぴんぴん打っている...
太宰治 「女の決闘」
...光ちゃん一人丈夫そうにぴんぴんしてる様子見たら...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...子供だけが生きてぴんぴんしています...
豊島与志雄 「林檎」
...蒙昧がますますぴんぴん蒙昧になってくる...
夏目漱石 「坑夫」
...まだ 口には ぴんぴんと ひげが はえてたし...
新美南吉 「ひよりげた」
...ビルマでぴんぴん生きてゐてくれるといゝンですがなア...
林芙美子 「雨」
...鶏の生胆に花火が散って夜が来た東西! 東西!そろそろ男との大詰が近づいたよ一刀両断に切りつけた男の腸にメダカがぴんぴん泳いでいた臭い臭い夜だよ誰も居なけりや泥棒にはいりますぞ!私は貧乏故男も逃げて行きましたあゝ真暗い頬かぶりの夜だよ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...うさぎはうさぎで此の小さな女の子の手にあまる菓子やくだものとふぢ子の顔とを等分に見くらべて白い耳をぴんぴんさせました...
室生犀星 「ザボンの実る木のもとに」
...生きてぴんぴんしています...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...殺されたはずの人々が案外丈夫でぴんぴんしていた例もあるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いやぴんぴんしてカストリを飲んでいるとか...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...こんとおりぴんぴんだあ」「あらほんと...
山本周五郎 「季節のない街」
...ぴんぴんしておるじゃないか」「はっ」「けしからんやつだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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