...そこいらから起こる人声や荷橇(にぞり)の雑音などがぴんぴんと君の頭を針のように刺激する...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...ぴんぴんうごいていた...
海野十三 「透明猫」
...子供(こども)のように愉快(ゆかい)そうにぴんぴんしている...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...手足をぴんぴんさせた...
田中英光 「箱根の山」
...案外ぴんぴんしておられるじゃありませんか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...まだぴんぴんしてる太刀魚を...
豊島与志雄 「月明」
...顳(こめかみ)がぴんぴんして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こんなにぴんぴんしていらあね...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...苦しさに足をぴんぴんやって死んでゆくのを眺めて...
豊島与志雄 「変な男」
...ぴんぴんして一日じゅう裁判所で暮している多くの人たちよりもよけいに聞いていますよ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
... うわぎの えりも ぴんぴんでした...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...どこもなんともなくぴんぴんしているヘンリイ夫人が...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...ぴんぴんと響いて来るのであった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...うさぎはうさぎで此の小さな女の子の手にあまる菓子やくだものとふぢ子の顔とを等分に見くらべて白い耳をぴんぴんさせました...
室生犀星 「ザボンの実る木のもとに」
...二月二十七日さびしさの極みに堪へて天地に寄する命をつくづくと思ふ――左千夫歌集――太宰さんの気持ちがぴんぴんと胸に響いてきてたまらない...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...人間の感情というぴんぴんしている活動力を...
横光利一 「旅愁」
...東野の声がぴんぴんと響いた...
横光利一 「旅愁」
...まだぴんぴんしてるんだもの...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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