...なにか白いステッキのようなものが奇妙な呻り声をあげてぴゅーっと飛んできた...
海野十三 「生きている腸」
...ぴゅーっとでていった...
海野十三 「恐竜島」
...そして、時々、ちらっと、振返りながら、幾度か、己の呼吸と、距離とを計ってから(ここだ)さっと、左膝を雪の中へ曲げるが早いか、全身の力を右手にこめて、ぴゅーっと、振った片手薙(なぎ)――「あっ」と、低く、短い叫びと同時に、追手は踏み止まって、ぐっと、腹を引いて、刀尖を避けたが、出雲守の掌へは、肉を斬った手答えを感じたし、対手は、刀を抜いたまま、よろめいた...
直木三十五 「南国太平記」
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