...風はびゅうびゅう唸りながら...
芥川龍之介 「犬と笛」
...びゅうびゅうと風は吹き募(つの)っていた...
有島武郎 「カインの末裔」
...寒い風のびゅうびゅうと吹く悪い日だったから...
有島武郎 「小さき者へ」
...身を切るような風が船室に吹き込んでびゅうびゅうと鳴る...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...ものすごい速さでびゅうびゅう飛んでいくのでありました...
海野十三 「怪塔王」
...氷のような風がびゅうびゅうと頬(ほっ)ぺたをうつ...
海野十三 「大空魔艦」
...あたり一面からびゅうびゅう木材や瓦がとびちって来るので...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...やがてま上(うえ)へもびゅうびゅう火の子をかぶって息も出来ません...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...びゅうびゅうかけだしました...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...びゅうびゅうあれつづけています...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...その刀身をびゅうびゅうと空気を切って振りすのを見ると...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...突き切って進む風の音が耳の後(うしろ)のほうでびゅうびゅうと鳴った...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...いきなりエレクトロンの真弾を窓からびゅうびゅう火花の噴くまま投げ込んで...
永井隆 「長崎の鐘」
...びゅうびゅうと北風がふいたり...
新美南吉 「二ひきの蛙」
...びゅうびゅう口笛を吹く者や...
林芙美子 「泣虫小僧」
...「……オオ!」とたんに樹々の嫩葉(わかば)も梢もびゅうびゅうと鳴って...
吉川英治 「三国志」
...――ガソリンカーがびゅうびゅう駛(はし)って行きます...
蘭郁二郎 「穴」
便利!手書き漢字入力検索