...びくびくと身内が震えて...
泉鏡花 「悪獣篇」
...びくびくもので正太の後からのぼってゆく...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...召使一同がびくびくもんで...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...本音を吐くのをびくびくするのだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...絶えずびくびくしている様子であった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...びくびくしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして息子がなんと言うだろうかとびくびくしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...富公は内心びくびくしながらも頼もしい味方の振舞に力を得て「こら...
中勘助 「銀の匙」
...これを聞いてなお、くよくよ、びくびく、あれこれ思う者はあるまい...
永井隆 「この子を残して」
...びくびくしながら玄関の方へ近づいてゆくと...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...決してびくびくしちゃいけない...
橋本五郎 「地図にない街」
...腕の鈍いのが、生(なま)くら刀を、しかも、びくびくもので、やたらに振りまわしただけ...
火野葦平 「花と龍」
...リカビーやら仲間が疑わない限り……」「実はびくびくだぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...そう云った堀の頬(ほお)がびくびくとふるえた...
本庄陸男 「石狩川」
...そのことばかりびくびくして幾度夢の中で悲鳴を挙げて飛び起きるか計り知れやしない...
牧野信一 「沼辺より」
...人が顔をじっと見るとお前の胸がびくびくする...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...平次郎は、びくびくとして、その人たちの中にまじって入って行った...
吉川英治 「親鸞」
...このサーベルみたいなやつで」「びくびくしないでさ」――この種の冗談(じょうだん)に慣れているお神さんは...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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