...ひんぴんとして行方不明の宇宙艇があるじゃないか...
海野十三 「怪星ガン」
...家のすぐ近くにもひんぴんと爆弾が降って来て...
太宰治 「おさん」
...盜伐や密獵はひんぴんとして行われた...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...ひんぴんとして起る小ぜりあいの場合に...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...この村にはひんぴんと不可思議な盗難が起きた...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...パン菓子などがひんぴんとして盗まれるのである...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...楽屋に盗難ひんぴんと起り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今日の人々の作り出す新句新歌のうえにもやはり旧慣に捉われひんぴんとしてこの墨守せられた誤りの字面が使われていて...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...以前ひんぴんとそういう人が来た頃からそういうことをうるさがるたちなので来ないにこしたことはないのでそれ自体としてはありがたいわけだ...
三好十郎 「絵画について」
...白帆をはった川船がひんぴんと通る日の風は...
柳田国男 「故郷七十年」
...ひんぴんと使用されるあの「まなび」という言葉は...
柳田国男 「故郷七十年」
...小沛から徐州へ――ひんぴんとして伝令は馳けた...
吉川英治 「三国志」
...夜中ひんぴんと報じてくる注進を聞いていた...
吉川英治 「三国志」
...ここへはひんぴんと入ッて来た破竹(はちく)な敵の大軍の情報によっても分っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...で、彼は急遽、都へむかって、予備軍の急派を、ひんぴんと、要請(ようせい)していた...
吉川英治 「私本太平記」
...ひんぴんと送られたが...
吉川英治 「私本太平記」
...近来、ひんぴんと、宮中に盗難があった...
吉川英治 「私本太平記」
...ちかごろひんぴんと領海をあらす海賊(かいぞく)に討手(うって)を向けたが...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??