...吾々はそんな事にひるむ人間ではない...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...いささかもひるむところなく...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...ひるむかと思いのほか...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...ひるむ心をみずから鼓舞するために...
高見順 「いやな感じ」
...なれどもひるむけしきもなく...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...「野郎ッ」ひるむ後ろから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...顎(あご)を打たれてひるむところへ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ひるむところへ飛込んだ八五郎が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一刀抜く手も見せずサッと良平の腕へ――「あッ」ひるむところを付け入って...
野村胡堂 「百唇の譜」
...係長がひるむのを見すまして...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...もっとも大胆な想像力でもひるむにちがいないような驚くべき耐えがたい恐怖を与えるであろう...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...「ひるむしろ」であることをはじめて知った...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...頭をもたげひるむことなく...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...相手のひるむを見て得意中...
南方熊楠 「十二支考」
...さう彼は自分のひるむ心に鞭打つてもみた...
横光利一 「悲しみの代價」
...ひるむ気色もなく...
吉川英治 「三国志」
...――が祖弼はひるむ色もなく...
吉川英治 「三国志」
...ひるむのを罵(ののし)っていた三位卿は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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