...吾々はそんな事にひるむ人間ではない...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...すこしもひるむ色を見せず...
海野十三 「地球発狂事件」
...怪賊はこの難境にひるむどころか...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...ひるむ心をみずから鼓舞するために...
高見順 「いやな感じ」
...当面の裸男は一向ひるむ様子も見えず...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友は更にひるむということを知らないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...「えーッ」肘(ひじ)へ一つ、頬へ一つ、ひるむところを、飛込んだ平次は、猛烈に体当りを一つくれると、浅井朝丸の身体は朽木(くちき)のごとく庭へ落ちます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...掌(てのひら)を打たれひるむところを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...係長がひるむのを見すまして...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...ひるむな...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...もっとも大胆な想像力でもひるむにちがいないような驚くべき耐えがたい恐怖を与えるであろう...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...ひるむ理由は何もない」「望み通りにしまさあ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...いざ実行となるとひるむ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...「ひるむしろ」であることをはじめて知った...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...誰がひるむ」「出ろッ...
吉川英治 「銀河まつり」
...――が祖弼はひるむ色もなく...
吉川英治 「三国志」
...徳川勢(とくがわぜい)があるとてひるむな――」高らかに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...小文治どのひるむなッ」龍太郎は果心居士の手もとにいただけに...
吉川英治 「神州天馬侠」
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