例文・使い方一覧でみる「ひより」の意味

...お日和（ひより）じゃ... お日和じゃの読み方
泉鏡花「悪獣篇」

...自分のひよりげたを駒（こま）げたにとりかえさして... 自分のひよりげたを駒げたにとりかえさしての読み方
伊藤左千夫「箸」

...毎日長閑（のどか）な日和（ひより）である... 毎日長閑な日和であるの読み方
伊藤左千夫「春の潮」

...日和（ひより）下駄でもなく... 日和下駄でもなくの読み方
高村光雲「幕末維新懐古談」

...秋の日和（ひより）と豊かな果樹園とに寄ってくる蠅（はえ）の群れしか君は見ていない... 秋の日和と豊かな果樹園とに寄ってくる蠅の群れしか君は見ていないの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...... の読み方
永井荷風「日和下駄」

...日和（ひより）のいい時... 日和のいい時の読み方
中里介山「大菩薩峠」

...そのまま日和下駄（ひよりげた）の前歯を傾けて背延（せいのび）をする... そのまま日和下駄の前歯を傾けて背延をするの読み方
夏目漱石「虞美人草」

...お前が飛込んで来そうな日和（ひより）だと思ったよ」平次は空模様などを見ながら... お前が飛込んで来そうな日和だと思ったよ」平次は空模様などを見ながらの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...小僧（こざう）どのはまだお使（つか）ひより歸（かへ）らず... 小僧どのはまだお使ひより歸らずの読み方
一葉女史「大つごもり」

...目前（まのあたり）見ての憂ひよりは想像（おもひやり）にこそ苦はまされ... 目前見ての憂ひよりは想像にこそ苦はまされの読み方
一葉「暗夜」

...物観遊山（ものみゆさん）には持（もっ）て来いと云う日和（ひより）... 物観遊山には持て来いと云う日和の読み方
二葉亭四迷「浮雲」

...あまりの好晴（ひより）に気の狂った早咲きの柘榴（ざくろ）と見える――江碧島逾白（えみどりにしまいよいよしろく）... あまりの好晴に気の狂った早咲きの柘榴と見える――江碧島逾白の読み方
三上於兎吉「艶容万年若衆」

...好く日和（ひより）が続くことだと思うよ... 好く日和が続くことだと思うよの読み方
森鴎外「余興」

...こんにちはいい日和（ひより）である... こんにちはいい日和であるの読み方
山本周五郎「赤ひげ診療譚」

...日和（ひより）や... 日和やの読み方
吉川英治「脚」

...晩秋の明るい日和（ひより）... 晩秋の明るい日和の読み方
吉川英治「江戸三国志」

...死ぬには佳（よ）すぎるほどな日和（ひより）となった... 死ぬには佳すぎるほどな日和となったの読み方
吉川英治「新書太閤記」

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