...足もまたひょろ長いが...
海野十三 「火星兵団」
...柄(え)のひょろ長い雨傘一本...
太宰治 「女生徒」
...背のひょろ長い黒い衣服(きもの)を着た...
田中貢太郎 「萌黄色の茎」
...見ても病身らしい、背のひょろ長い、そしてからだのわりに頭の小さい、いつも前かがみになって歩く男であった...
寺田寅彦 「花物語」
...ひょろ長い怪鳥(けちょう)に見えた...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...ひょろ長い四五本の松をのせた小島が...
豊島与志雄 「鯉」
...体のわりには妙にひょろ長い手足の先に...
豊島与志雄 「天下一の馬」
...バティスティーヌ嬢はひょろ長い...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ひょろ長い雄蕊(ゆうずい)の頂きから...
夏目漱石 「それから」
...背はひくいが、眼の鋭い一人が、「おい、おしゃべりしとる、そこの兄(あん)ちゃん、ちょっと、向こうまで、顔を貸してくれんか?」そして、ひょろ長い、跛(びっこ)の一人が、新之助の腕をつかんだ...
火野葦平 「花と龍」
...ひょろ長い李聖学の顔が出た...
火野葦平 「糞尿譚」
...痩せこけて背のひょろ長いミチャイ小父が轅馬の背中へ這いあがったが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...二人の後から尨毛のアデリと脚のひょろ長いポプリが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...頭から足のさきまで真っ赤な肩掛を着た一人のひょろ長い...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...痩せてひょろ長い躯の...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...ロシアの王子だと云われる背のひょろ長い...
横光利一 「旅愁」
...色が生白くて背のひょろ長い鄭天寿(ていてんじゅ)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...見れば、竿(さお)のような痩躯(そうく)、ひょろ長い男...
吉川英治 「新・水滸伝」
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