例文・使い方一覧でみる「ひょろひょろと」の意味
スポンサーリンク...竹杖にひょろひょろと海道を辿りながら... 
泉鏡花 「遺稿」
...そうして、ひょろひょろと、足元があやしくなって、踏みこたえるいとまもなく、その場にどすんと尻餅をついてしまった...
海野十三 「火星兵団」
...大切な酒入りの水筒を背中の方へまわしてひょろひょろと立ち上った...
海野十三 「恐竜島」
...ひょろひょろとして膝（ひざ）をついた...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...家であがるって待ってるからね」老婆はそのままひょろひょろとするように出て往った...
田中貢太郎 「萌黄色の茎」
...ひょろひょろと崖（がけ）より秀（ひい）でて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...地には真黒い大地の膚から青い麦の芽がひょろひょろと出ていた...
豊島与志雄 「過渡人」
...妙にひょろひょろと細く...
豊島与志雄 「土地」
...ひょろひょろと駈け寄って...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひょろひょろと這い出して来たよた者に...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひょろひょろとこの場へ連れて来られた一人の通人がありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...」と、いつもいうのですけれど、狐は、人間の姿がおかしくて仕方がなかったし、第一、ひょろひょろと、立って歩いているのがおかしくてしかたがないのです...
林芙美子 「狐物語」
...わたしはハープにひょろひょろとなった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...去年の枯れ草がひょろひょろと伸びていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...「ひねたような松が五六本ひょろひょろと生えた」と本文には書いたが...
山本周五郎 「青べか物語」
...おかねはひょろひょろと部屋からよろけ出し...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...ひょろひょろと戻ってきて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...おのれの使命に、あまり自信をもち過ぎた結果、鼠薬（ねずみぐすり）を舐（な）めさせられて、もろくも、お米にまかれてしまったが、どうにか、命だけを取り止めて、ひょろひょろと、場末の木賃宿からよろけだしたのが、お米に離れてちょうど七日目...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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