...ひょろひょろ前の方へ三足ばかりよろけて行ったが...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...ひょろひょろになるので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これではひょろひょろしてころがり込んだわけだ...
滝沢敬一 「ブイヨン・ドンゾール」
...ひょろひょろしている...
太宰治 「正義と微笑」
...ひょろひょろと歩いた...
田中貢太郎 「変災序記」
...家であがるって待ってるからね」老婆はそのままひょろひょろとするように出て往った...
田中貢太郎 「萌黄色の茎」
...ひょろひょろと足を運んでいると...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...丁度長小便をし終った清岡はひょろひょろと歩み出で...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...ひょろひょろと宿を出かけました...
中里介山 「大菩薩峠」
...今夜はひどく酔ってしまって」ひょろひょろと歩く足どりに作為がありあり見えた...
長谷川伸 「幽霊を見る人を見る」
...ひょろひょろの銀杏(いちょう)の梢(こずえ)に黄金色の葉がヒラヒラしているのだ...
原民喜 「秋日記」
...ひょろひょろの野生のゴムの樹だけ...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...かわいそうにひょろひょろして線路の土手にねていたんだ...
平林初之輔 「夏の夜の冒険」
...ロンドンの兵隊はひょろひょろしていて...
三浦環 「お蝶夫人」
...その花も咲かないひょろひょろした花壇を貰って嬉しがっているようであった...
宮本百合子 「雨と子供」
...去年の枯れ草がひょろひょろと伸びていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...ひょろひょろ戻ってきた...
吉川英治 「三国志」
...おのれの使命に、あまり自信をもち過ぎた結果、鼠薬(ねずみぐすり)を舐(な)めさせられて、もろくも、お米にまかれてしまったが、どうにか、命だけを取り止めて、ひょろひょろと、場末の木賃宿からよろけだしたのが、お米に離れてちょうど七日目...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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