...ひやっとするのを構わず...
有島武郎 「或る女」
...実際彼は刃のようなひやっとしたものを肉体のどこかに感じたように思った...
有島武郎 「親子」
...ひやっと背(せ)すじにつめたい水を浴(あ)びせかけられたような気分(きぶん)になった...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...みんなひやっとした...
海野十三 「怪星ガン」
...「ああ、ひやっとした...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...ひやっとしたのです...
竹久夢二 「誰が・何時・何処で・何をした」
...RIICHI UMEKAWA とロオマ字でもって印刷した名刺を作らせ、少し気取って私にも一枚くださいましたが、読んでみると、リイチ・ウメカワとなっているので、私まで、ひやっとして、兄さんは、ユメカワでしょう? わざと、こう刷らせたの? とたずねたら、兄は、「やあ、しまった...
太宰治 「兄たち」
...ひやっとしました...
太宰治 「新ハムレット」
...おれの心をひやっとさせたのさ』と...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「宿は?」綱手は、その問いを、予期していたが、ひやっとした...
直木三十五 「南国太平記」
...突然この猫の皮を剥(は)いでちゃんちゃんにしたらさぞあたたかでよかろうと飛んでもない了見(りょうけん)をむらむらと起したのを即座に気取(けど)って覚えずひやっとした事さえある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...番頭が声を揃(そろ)えてありがとうと大きな声を出したのにはひやっとしました...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ちょっとばかりひやっとした空気にあたろうものならすぐに病気になり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...時次郎はひやっとした...
火野葦平 「花と龍」
...玄関を通り抜けた時は墓場のようにひやっとした...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...ちょっとひやっとした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...背筋がひやっとするのを感じた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...背筋がひやっとするような感じにおそわれた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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