...ひびいてくるのでした...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「お墓の中の坊や」
...けたたまし戸の音ひびき...
石川啄木 「詩」
...放送電波にのって全世界へひびきわたった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...轟然(ごうぜん)たる銃声が耳許にひびいたのと...
海野十三 「空中漂流一週間」
...私の枕もとにひびいてくるその足音のなかで...
高見順 「如何なる星の下に」
...そして一足でも歩もうとすればこれらの打壊された宝玉の破片は身も戦慄(おのの)かるるばかり悲惨な響(ひびき)を発し更に無数の破片となって飛散る...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...突然けたたましく泣き出す赤児の声に婆芸者の歯を吸う響(ひびき)ももう聞えなくなった...
永井荷風 「深川の唄」
...ひびなどもたくさんはいっている...
中谷宇吉郎 「ウィネッカの秋」
...四囲が静かなので濤の音が肚の底にひびくやうだつた...
林芙美子 「幸福の彼方」
...嵐のなかで陰気な水音がひびいた...
久生十蘭 「海難記」
...韻(ひび)きの深い声であった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...縦ひびあるもの)...
柳宗悦 「樺細工の道」
...窓のくもり硝子(ガラス)の多くはひび破(わ)れており...
山本周五郎 「季節のない街」
...今までよりも一層親切な響(ひびき)をこめながら...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...城下の一方から旺(さかん)なる金鼓のひびきが寝ざめを驚かせた...
吉川英治 「三国志」
...ひッきりなし小銃の音がパチパチと鳴りひびいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこで火を出しているひびきである...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ラジオの経済通報が全市にひびきわたった...
吉行エイスケ 「女百貨店」
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