...古びた城の中庭にひびきわたると...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...たましいのひびきのようになっていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...上から下までひびだらけでした...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...恐しく罅(ひび)の入ったような震え声で歌いながら...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ひびくものはうつり...
大手拓次 「藍色の蟇」
...かへり聲(こゑ)のほのにひびく夢(ゆめ)ごこち...
薄田淳介 「白羊宮」
...胸(むね)の中で響(ひび)くようなおぼろな弱(よわ)い声(こえ)だった...
ロマン・ローラン 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その最後のひびきがゆるやかに消えて行くと...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...逢引(あひびき)も見て見ぬ振をして居たんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ぴいんと頭にひびいて...
火野葦平 「花と龍」
...大きな恐しい声がひびいた...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...側面に小さなひび割れがあり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ただ時々例のやぎの鳴くような笑い声をひびかせながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...彼のところまでひびいて来た...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...早くもひびが入ってしまった...
三浦環 「お蝶夫人」
...この地ひびきも一瞬(とき)だった...
吉川英治 「私本太平記」
...蜂須賀と強くひびいた今の言葉に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...太刀ひびきや矢唸りも耳の底から甦(よみがえ)って来る...
吉川英治 「源頼朝」
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