...ひと抱えほどある大きな毬(まり)を取り出し...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...ひと抱えほどの岩を幾つも幾つも取除きました...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...女の頼み水際に倒れていたひと抱えほどある欅の朽木を流れの中へ押し落すと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ひと抱えもあるような太い梁がわたった煤けた天井に...
久生十蘭 「生霊」
...小屋まで駆け戻ってそれをひと抱えかかえて来た...
久生十蘭 「キャラコさん」
...何に使うのか得体の知れぬ雑多なものをひと抱えにして長崎屋を飛出して行き...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...ひと抱えに掴(つか)んでどこにでも落ちのびられるような手軽な世帯(しょたい)を張ることによって...
本庄陸男 「石狩川」
...ひと抱えもありそうな柱や...
山本周五郎 「初蕾」
...ひと抱えもある樹ばかりで...
山本周五郎 「山彦乙女」
...色彩(いろどり)をまぜた反物(たんもの)がひと抱えに入ったように...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...紋太夫の家から押収して来た例の書簡や連判をひと抱えに持って...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...ひと抱えも集めていた帯や道具を...
吉川英治 「松のや露八」
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