...わかい船(ふな)のりはひと息(いき)つくと...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...そして残りの階段をひと息にのぼり切っていよいよ一番高いところに立った...
海野十三 「怪星ガン」
...」ひと息にそれだけ言ってしまうと...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...」ひと息で言ってしまって...
太宰治 「花燭」
...これなどももうひと息どうにかすると相当おもしろく見られそうな気がしたが...
寺田寅彦 「自由画稿」
...ひと息いれるとき...
久生十蘭 「キャラコさん」
...酌がれたのをひと息でのみほすと...
久生十蘭 「金狼」
...髪の毛がありゃアがら」と言って茶碗の中のその数本の長い毛を片手で押さえたままグーッとひと息に煽りつけてしまうくだりがあり...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...わが胸こがす恋の息(いき)今つく熱きひと息(いき)に...
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...ひと息したところで二階へあがって来て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...吻っとひと息いれて...
矢田津世子 「凍雲」
...もうひと息というところへ来ていた...
山本周五郎 「追いついた夢」
...「もうひと息ってとこだったじゃねえか...
山本周五郎 「さぶ」
...もうひと息というところがうまくいかん...
山本周五郎 「半之助祝言」
...ひと息ついていた所へ...
吉川英治 「三国志」
...そして玻璃の水をひと息にのんでから...
吉川英治 「私本太平記」
...ひと息つけたことと思う...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...ひと息ついて、もっと静かに、自分たちの幸福を味わうべきである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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