...ひと呼吸(いき)つこうとでもしているように思われる処を通って...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...これじゃ何にもなりやしません」ここまでトントンとひと呼吸に喋ってきて始めてホッと我に返ったように...
正岡容 「小説 圓朝」
...空気をひと呼吸(いき)吸っただけで生甲斐を感じた寄席の楽屋が...
正岡容 「小説 圓朝」
...もうひと呼吸で峠を越します...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...イエと言うために、ひと呼吸遅れる...
正岡容 「寄席」
...またの一羽は雲の中からひと呼吸(いき)に飛翔するゆるやかさが...
室生犀星 「陶古の女人」
...笑うときにも人よりひと呼吸おくれて笑う...
山本周五郎 「さぶ」
...ひと呼吸おいてから云った...
山本周五郎 「さぶ」
...ひと呼吸ほどな間(ま)を措き...
吉川英治 「私本太平記」
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