...式部の秘蔵のひとり息子で容貌(ようぼう)華麗...
太宰治 「新釈諸国噺」
...ひとり息子の鶴田君の嫁は...
太宰治 「未帰還の友に」
...ひとり息子ではあるし...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...こんな大きな邸に住んでいるひとり息子では...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...その時も儘(まま)ならぬひとり息子の身の上を...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...自分の思うに任せぬひとり息子の身の上を...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...藤沢の町に小さい雑貨屋を営んでいたひとり息子で...
田中英光 「さようなら」
...ところがこの商売を相続すべき私達のひとり息子は実にお人よしで...
小泉八雲 田部隆次訳 「生霊」
...そしてそれがひとり息子であったりすれば英雄の価値(かち)はいっそう高くなった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...洗いはりよなきうどん屋までして育てたひとり息子大学を出て胸の病気の五...
峠三吉 「原爆詩集」
...彼は富裕なひとり息子であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ひとり息子(むすこ)の和太郎さんをそだててくれたおかあさんを...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...東大在学中に病死したひとり息子の一彦が...
野村胡堂 「胡堂百話」
...この優しい氣持のひとり息子は...
長谷川時雨 「四人の兵隊」
...それにひとり息子ぢやないか...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...中学へ通っているひとり息子のために...
山之口貘 「雨あがり」
...丹三郎はひとり息子なのに神経質なよく気のまわる性分で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...関屋孫兵衛というひとり息子...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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