例文・使い方一覧でみる「ひとけ」の意味

...この人気（ひとけ）の少い陳列室で... この人気の少い陳列室での読み方
芥川龍之介「開化の良人」

...人痛嶮艱（ひとけんかんをいたむ）... 人痛嶮艱の読み方
泉鏡花「一景話題」

...この人気（ひとけ）のないところに住んでいる娘たちの優しい心持だったのです... この人気のないところに住んでいる娘たちの優しい心持だったのですの読み方
橘外男「墓が呼んでいる」

...チルタン・グレインジからの道のりはひとけがなく... チルタン・グレインジからの道のりはひとけがなくの読み方
三上於菟吉訳大久保ゆう改訳「自転車乗りの影」

...人気（ひとけ）のない時は... 人気のない時はの読み方
徳田秋声「縮図」

...踵（かかと）で一蹴（ひとけ）りして... 踵で一蹴りしての読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...家には老婢（ろうひ）が一人遠く離れた勝手に寝ているばかりなので人気（ひとけ）のない家の内は古寺の如く障子襖（ふすま）や壁畳から湧（わ）く湿気が一際（ひときわ）鋭く鼻を撲（う）つ... 家には老婢が一人遠く離れた勝手に寝ているばかりなので人気のない家の内は古寺の如く障子襖や壁畳から湧く湿気が一際鋭く鼻を撲つの読み方
永井荷風「雨瀟瀟」

...「人気（ひとけ）のない夜桜は好（い）いもんだよ」と云った... 「人気のない夜桜は好いもんだよ」と云ったの読み方
夏目漱石「それから」

...巳之助は人気（ひとけ）のないここを選んで来た... 巳之助は人気のないここを選んで来たの読み方
新美南吉「おじいさんのランプ」

...山田の内部の苦しみや懊悩を一蹴（ひとけ）りしたのである... 山田の内部の苦しみや懊悩を一蹴りしたのであるの読み方
北條民雄「道化芝居」

...ほとんど人気（ひとけ）は無いのですが... ほとんど人気は無いのですがの読み方
堀辰雄「美しい村」

...あまりにもむき出しで、ひとけが無い分、ビートリスはほとほと嫌になった...
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「くちなしの花」

...人気（ひとけ）のない荒野原（あらのはら）の静（しず）けさが... 人気のない荒野原の静けさがの読み方
マロ　Malot 楠山正雄訳「家なき子」

...ガランとして人気（ひとけ）もない中に... ガランとして人気もない中にの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...まったく人気（ひとけ）がなくなると... まったく人気がなくなるとの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...一蹴（ひとけ）ちらしに――」と... 一蹴ちらしに――」との読み方
吉川英治「新書太閤記」

...人気（ひとけ）のない所へしゃがみこんだ... 人気のない所へしゃがみこんだの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...人気（ひとけ）は滅している... 人気は滅しているの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

「ひとけ」の書き方・書き順