...パンひとかけ口にすることができなくなるんだ」「なるほど...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...わたしがつかまえた虹のひとかけである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...わたしには泉からの水があり棚のうえには黒パンのひとかけがある...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そのひとかけらも思い出せない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...持っていたひとかけらのパンの匂いを嗅いでいたのだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ひとかけらもない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...もうひとかけらぐらい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...兵隊達は血みどろになってひとかけらの大蒜を奪いあった...
久生十蘭 「海難記」
...兵隊たちは血みどろになってひとかけの大蒜(にんにく)を奪い合った...
久生十蘭 「ノア」
...途中の用意に麺麭ひとかけ与へないで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...さつきの嘉十(かじふ)の栃(とち)の団子(だんご)がひとかけ置(お)いてあつたのでしたが...
宮澤賢治 「鹿踊りのはじまり」
...喜びの明るい色のひとかけらもない...
三好十郎 「冒した者」
...その世界人としての資格の土台のひとかけら位が...
三好十郎 「恐怖の季節」
...古いチーズがひとかけらしか見つかりませんでした...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「いさましい ちびの仕立屋さん」
...ひとかけの雲もないほどに晴れて...
山本周五郎 「山彦乙女」
...一掛(ひとかけ)の廉(やす)半襟を買ふ金(かね)とても女自身の正当な所有では無い...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...一塊(ひとかけ)の炭火ほどでも...
吉川英治 「親鸞」
...一塊(ひとかけ)の粘土を毛の根にこすり...
吉川英治 「宮本武蔵」
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