例文・使い方一覧でみる「ひそめる」の意味
スポンサーリンク...げに虚（うつろ）なる朽木（きうぼく）の幹にひそめるけら蟲は風雅（ふうが）の森のそこなひぞ... 
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...お波は声をひそめる...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...彼は決して眉をひそめることもなく...
豊島与志雄 「旅だち」
...眉ひとつひそめるでもなく...
豊島与志雄 「道標」
...眉（まゆ）をひそめると共に...
夏目漱石 「明暗」
...美しい眉をひそめるのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...（急に声をひそめると）それについてね...
久生十蘭 「金狼」
...加十はそういって置いて急に眉をひそめると...
久生十蘭 「魔都」
...決して声をひそめることのない何ものかがある...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...ものうさに声をひそめるかと思ふと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...眉をひそめるかもしれないが...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...」私はその気合いにのまれて声をひそめると...
水野葉舟 「北国の人」
...真暗な場所に来ると闇の中で息をひそめる...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...斬るにしても慎重に！ （ツッと炭焼竈の釜口の凹みに身を寄せて尾根――花道――の方を見詰める）今井 承知しました！ （先刻自分の乗った岩の蔭に身を添えて峠道――自分達の出て来た右袖奥――を睨んで息をひそめる...
三好十郎 「斬られの仙太」
...そしていっとき息をひそめるようにして...
山本周五郎 「落ち梅記」
...そして別の時間に神皇正統記を読みはじめました」庄三郎はやや声をひそめる感じでそう云った...
山本周五郎 「菊屋敷」
...「そも何の兆（しるし）か」玄徳が眉をひそめると...
吉川英治 「三国志」
...眉（まゆ）をひそめることがしばしばである...
吉川英治 「松のや露八」
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