...他の自然民族間に伝わったあらゆる同種類の伝説に比べてはるかに優れたものである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...この女優もまた奥様と同種類の犬を非常に溺愛(できあい)している...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...後からも同種類の材料が出来たので...
田中貢太郎 「『黒影集』の序詞」
...肥後の赤酒と同種類のものである...
種田山頭火 「行乞記」
...これらの点でこれらの映画はジャズ音楽とまさに同種類の芸術である...
寺田寅彦 「映画時代」
...到底同種類の植物の花とは思われないのである...
寺田寅彦 「柿の種」
...たぶんは多くの同種類の云い伝えと同様に...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...他の同種類の人々と同じく...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ところがその労力がけっして同種類のものじゃないから...
夏目漱石 「永日小品」
...やはり同種類の丙(へい)に逢った時...
夏目漱石 「創作家の態度」
...伝説と云えば日本武尊(やまとだけのみこと)の東夷征伐と同種類に属すべきもので...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...人も同じく多数の者が同種類の仕事に従事していても...
新渡戸稲造 「自警録」
...主體が客體と根柢においては同一乃至同種類であり從つて等しく超時間的であるとすれば...
波多野精一 「時と永遠」
...精密に比較すると同種類の去勢しない鶏が三百目の体量に達する時は去勢した者が七百目に達する割合だ...
村井弦斎 「食道楽」
...同種類の動物の間にも認められる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同種類の者は互に引き合ふ...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...×その夜、結局わかったことは、その兇器である匕首が、あの海岸開きの賑いの中で起った殺人に、使用されたものと、同種類のもので、全国どこの刃物屋にも、ざらに見られるものだ――ということだけであった...
蘭郁二郎 「鱗粉」
...しかしある同種類の描写のみがことごとく存せぬということは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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